◼︎4月15日付け週間漫画ランキング
1.ワンパンマン(33)/ONE・村田雄介/集英社
2.ダンダダン(19)/龍幸伸/集英社
3.魔入りました!入間くん(42)/西修/秋田書店
4.DRAGON BALL超(24)/とよたろう・鳥山明/集英社
5.チェンソーマン(20)/藤本タツキ/集英社
6.ぐらんぶる(24)/井上堅二・吉岡公威/講談社
7.金色のガッシュ!!2(5)/雷句誠/クラーケンコミックス発行・鍬谷書店扱い
8.夏目友人帳(32)/緑川ゆき/白泉社
9.デキる猫は今日も憂鬱(11)/山田ヒツジ/講談社
10.薬屋のひとりごと(15)/日向夏・ねこクラゲほか/スクウェア・エニックス
参考:【写真】『ぐらんぶる』の「大事なところ」が都内を走行? 巨大モザイクを運ぶトラックが登場
4月15日付けの日販調べ週間漫画ランキングからは、新生活に疲れを感じてきた人におすすめしたい、キャリアウーマンの福澤と黒猫・諭吉の生活を描いた作品、山田ヒツジによる『デキる猫は今日も憂鬱』(講談社)をピックアップ。
エプロンを身に纏い、掃除・洗濯・料理・裁縫、さらには家計の管理に至るまで完璧にこなすのは、まさかの黒猫の諭吉。まるで熊のような大きな体で二足歩行しながら、大きな手で器用になんでもこなす、家事のスペシャリストだ。
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諭吉は福澤に外出を控えるよう言われてはいるものの、全く家事ができない福澤に代わり買い物もこなしてしまう。周囲の人々は、礼儀正しく社会のルールを守っている諭吉を見て「黒猫の着ぐるみをきている人」と認識させてしまうほどハイスペックな猫である。
福澤はというと、仕事はできるものの諭吉と出会う前はゴミ屋敷のような家を形成し、生活の乱れから肌はボロボロという凄惨な暮らしを送っていたほどの”ずぼら”。福澤のために、世話焼きな猫が楽しみながら家事をこなしていく様子は、見ていてホッコリするだけでなく羨ましくも感じることだろう。
2022年には、作中で登場した手料理やお弁当が掲載されたレシピ本『デキる猫は今日も憂鬱 公式レシピbook 諭吉ごはん』が発売され、2023年にはアニメ化、2024年にはアプリゲーム「デキる猫はパズルもデキる」も登場。日々の疲れを癒すのにもってこいの本作で、活力を満たしてみてはいかがだろうか。
本ランキングの1位を獲得したのは、ONE・村田雄介による『ワンパンマン』33巻(集英社)。ガロウとサイタマの戦闘が激化する中、ジェノスのコアを手に怒りに満ちた表情のサイタマは、新たな「マジシリーズ」の必殺技を繰り出す。これまで「マジ殴り」や「マジ反復横跳び」などの必殺技を披露していたが、本巻での必殺技はマジヤバい。「神」からの力を授かったガロウに対して、サイタマが放つ「マジシリーズ」を見逃してはならない。
3位は西修による『魔入りました!入間くん』42巻(秋田書店)。前巻から続いた、多耳族の安定した定住地の確保に挑むスカーラ(悪魔の位である6位級への昇級試験)もついに終わりを迎えた。結果以上に、自らが人間であることや恵まれた環境を得ていることに不安や葛藤を抱く鈴木入間(イルマ)を励ましたのは、イルマの成長を最も近くで見守り続けたオペラだった。オペラの心の内を聞き涙を流すイルマには、読み手としても感情移入せずにはいられない。心優しいオペラと、ひたむきに努力を重ねるイルマをぜひ見届けてほしい。
6位にはアニメシーズン2の放送が7月7日に放送されることが決定した、井上堅二・吉岡公威による『ぐらんぶる』24巻(講談社)がランクイン。4月7日からアニメシーズン1が再放送されるなどの賑わいを見せている。「全裸系青春ダイビングコメディ」とも称される本作の大切なアイテムである「モザイク」がアドトラックに乗って渋谷・新宿・池袋・秋葉原近辺を走行している(4月20日まで)。広報でも『ぐらんぶる』らしさ全開なことも相まって、アニメシーズン2が待ち遠しく感じることだろう。
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7位は、雷句誠による『金色のガッシュ!!2』5巻(クラーケンコミックス発行・鍬谷書店扱い)。清麿&ガッシュ、フォルゴレ&キャンチョメ、恵&ティオ、シェリー&ブラゴと前作の主要キャラからの表紙のバトンを繋いだのは、堂々と胸を張るエルと鮮やかなピンクのスーツを着こなしたモモン。パンツを覗いてばかりだった幼少期のモモンは垢抜け、頼もしさを感じるまでに成長を遂げていた。雷句節が光るギャグもさることながら、成長した彼らの活躍を観るのは、1ファンとしてとても楽しい。前作である『金色のガッシュ!!』から、ぜひ楽しんでもらいたい作品だ。
8位は、緑川ゆきによる『夏目友人帳』32巻(白泉社)。本作は、幼い頃から妖怪を見てしまうがために孤立していた主人公の夏目貴志が、自称用心棒のニャンコ先生と、祖母が残した妖怪との契約を巡って慌ただしい毎日を過ごすあやかし契約奇談である。アニメは7期まで放送され映画化も果たす人気ぶり。
※参考:日販「週間ベストセラー」
(文=瀬川隆芽)
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