山下美月 (C)ORICON NewS inc. 俳優の山下美月が19日、都内で行われた人気アニメ『名探偵コナン』劇場版28作目『名探偵コナン 隻眼の残像』公開記念舞台あいさつに登壇した。今作でゲスト声優を務めた山下と俳優・山田孝之がアフレコの感想を明かした。
【画像】「いつもひとつ!」ポーズを決めた山田孝之 山下は国立天文台野辺山に所属する施設研究員・円井まどか役として声優初挑戦。「最初に初号試写があって映画館の席が並んでいてそこまで満杯になることがないんです。でも『コナン』は全席埋まっていた。その光景が異様で。こんなにスタッフさんがいるんだって…」と驚いたそう。
さらに自分の席として通されたのが「山田さんと青山先生の間というゲキヤバな席」といい、「楽しく拝見させていただいたんですけど、それ以上に手汗が止まらなくてすごい経験をさせていただきました」と恐縮した。
アフレコでは「登場シーンがマグカップで飲み物を飲むシーン」だっといい「紙コップに水を入れて音を出すっていうアフレコをしたんですが、他のお芝居では、なかなかない。何回やってもそばをすするみたいになってしまって初体験で難しかったです」と奮闘ぶりを明かした。
さらに長野県の山中で炭焼き小屋を営む大友隆役を演じた山田は「難しいところはありました。高まると声もうわずるんですけど、リアルだったらそれでOKなところはあるのですが、こういう場合は感情よりもキャラクターとしての声重視。高くならないようにあまりやったことがないことだったのでムズ…と思ってやりました」と率直に感想を述べる。
青山氏が完成をみて、山田のあまりの“イケボ”ぶりに「キャラデザインをもっとイケメンにすればよかった」と悔いていたことを聞くと「ぼくの声がミスってたってことかも」と苦笑していた。
このほか、江戸川コナン役の高山みなみのほか、山崎和佳奈、小山力也、高田裕司、小清水亜美らも参加した。
今作の舞台は長野県の雪山で、長野県警の大和敢助と毛利小五郎の物語。長野県警の大和敢助が雪山で「ある男」を追跡中、銃弾が敢助の左眼をかすめ、雪崩に巻き込まれる。その10ヶ月後、奇跡的に生還した敢助は、野辺山天文台の研究員が何者かに襲われたという通報を受け、現場に駆け付けるが、天文台のパラボラアンテナが動き出した途端、隻眼となった左眼が突如疼きだす…。
一方、雪崩事故を調査している警視庁時代の同僚と会う約束をしていた毛利小五郎とコナンが、待ち合わせ場所に向かう途中、銃声が響き渡り…。眠りの小五郎と長野県警の大和敢助、一見接点のなさそうな二人を繋ぐ「眠っていた記憶」が描かれる。