2年の契約延長を果たしたファン・ダイク[写真]=Getty Images
リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクのリーダーシップを称賛した。18日、イギリス『スカイスポーツ』が同指揮官のコメントを伝えている。
現在33歳のファン・ダイクは、2018年1月にサウサンプトンから当時のDF史上最高額となる7500万ポンド(約141億円)の移籍金でリヴァプールに加入。瞬く間にDFリーダーとして存在感を発揮し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇やプレミアリーグ優勝に貢献してきた。
リヴァプールとオランダ代表でキャプテンを務めるファン・ダイクは、今シーズン限りで契約満了を迎える予定だったが、17日に2年の契約延長を発表。スロット監督はチームリーダーの残留に、「クラブ、ファン、選手、スタッフにとって大きなニュースだ。全員がとても喜んでいる」とコメントを残した。
続けてリヴァプールの指揮官は、ファン・ダイクがチームにもたらす影響力の大きさについて、「彼はサッカー界でチームをけん引できる数少ないリーダーの1人であり、今シーズンはピッチ上でいかに重要な存在であるかを証明した」と語り、次のように続けた。
「彼がリーダーであるのは、体格が良いからではない。プレーも賢く、選手たちからも尊敬されているし、トレーニングでは大きなエネルギーを注入してくれる。彼は自身の発言の重さを理解しており、チームメイトを鼓舞しているんだ」
「それだけではなく、最終ラインからボールを前進させることも驚くほどうまい。最初の練習では、ライン間でフリーの選手を見つけ、パスを通していたよ。彼が優れた選手であることは理解していたが、あれほどボール扱いがうまいのは驚きだった」