ライブの始まりを告げたのは、作中では苦難を乗り越えて絆を深めたシークレットフレンズ∞の「We're The World」。キラキラと希望に満ちた3人の元気なライブに続き、こちらも元気さでは負けないMY☆DREAMが「ハートフルドリーム」を畳みかけ、ライブを序盤から大いに盛り上げる。それぞれの作品を引っ張る主人公チームらしいまっすぐな明るさが、客席に笑顔を広げていった。歌い終えてステージに6人が揃うと、ゆいはシークレットフレンズ∞に「……だれ?」と素朴な疑問を投げかける。みつきはMY☆DREAMを「炭水化物が大好きな人たち」と認識しているなど愉快なやり取りもありつつ、プリパラアイドルのライブを観てみたいというひまりたちアイプリに、ゆいは“プリパラユメバースインライブ”の始まりを宣言した。
ここからはプリパラアイドルのターン。先陣を切ったDressingPaféは、2022年の単独ライブでお披露目して以来となる「Call the Dressing」をチョイスした。“GODアイドル”らしい強さとキュートさが入り混じる楽曲に加え、圧倒的な盛り上げ力で貫禄を見せつける。ファララが「サンシャイン・ベル」でさわやかな風を吹かせたかと思えば、続く男プリアイドルたちが一気に会場の空気を変えた。WITH「オレーザービーム」ではキメのポイントのたびに客席から歓声が沸き上がり、マリオは「チョコレートアイスクリーム・トルネード」でアイプリには少々刺激が強そうなパフォーマンスを見せつける。さらに「後ろがガラ空きでござる!」と客席後方から登場したDARK NIGHTMAREは、「We're NeverEver」を歌いながら通路をめぐり、観客と一体になって会場の温度を上げていった。
さらにミステリーコーデでクールに決めたコスモの「Burn! Cosmic Liberty」や、「ここがアイプリかプリパラかなんて関係ない。我々は君たちの心を満たせればいいのさ」とひびきが語りかけるTricolore「Mon chouchou」と、プリパラアイドルの層の厚さを感じさせる楽曲が並ぶ。続いてステージに揃ったのは本日はアイリが不在のカルテットスターと、DressingPafé。昨年の「プリティーシリーズ Crossing Live 2024」で唯一共演していないドロシーは、「僕がいないと始まらないんですよねー!」「世界一のスーパーアイドル、ドロシー・ウェスト様だ!」と威勢よく自己紹介してみせる。プリパラアイドルのライブを見て、今度は私たちの成長したライブを見てほしいと話すサクラ。「アイプリバースインライブ、スタート!」とコールし、圧倒的な歌唱力で“強さ”を体現するルビー=ラズリ「Stand Get Up」からアイプリのターンへ突入した。