【バスケ】最終戦黒星のB3新潟、司令塔の五十嵐圭 プレーオフに向けて「ここからが勝負」

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2025年04月20日 17:52  日刊スポーツ

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ドリブルを仕掛ける五十嵐

<バスケットボールB3:新潟63―88岐阜>◇20日◇第30節◇アオーレ長岡



新潟は、岐阜に63−88で敗れ、レギュラーシーズン最終戦を白星で飾ることができなかった。6位で進出するプレーオフは1回戦で3位香川と26〜28日、高松市総合体育館で対戦する。


試合後、司令塔のPG五十嵐圭(44)が下克上を誓った。五十嵐にとって、18−19年にB1中地区で優勝した前回の新潟在籍時以来のプレーオフ。「ここからが勝負という試合に臨めるのが楽しみ」。今季の目標、B2昇格がかかる決勝進出に向けて気を引き締めた。


25点差で敗れた最終戦を「いい時間帯も悪い時間帯もある、今季を象徴するような試合」と振り返った。自らも11分12秒の出場で2得点と満足できる内容ではなかった。74−57で勝った1戦目(19日)は第1クオーター(Q)で16−10と主導権を握った。だが、2戦目は打って変わって11−25。インサイドの要、PFムトンボ・ジャン・ピエール(22)が負傷欠場したことも影響した。


それも踏まえ、「プレーオフは別物」と言う。勝ち抜くために必要なものは「経験と気持ち」(五十嵐)。27勝24敗のレギュラーシーズンすべてが材料だ。「日替わりでヒーローが出るようにしたい」。チームを活性化させるゲームメークの方法がすでに頭にあることをほのめかす。アウェー香川での決戦、「新潟の皆さんの思いを背負って死に物狂いでやりたい」。ポーカーフェースの奥にある闘志を言葉にした。【斎藤慎一郎】


○…試合後、レギュラーシーズン最終戦セレモニーが行われた。鵜沢潤監督(43)はあいさつで「学びの多い試合でした」とこの日の敗戦の感想を述べた。そそして「この試合をプレーオフに生かして張ります」と、今季最多の3271人の観客の前で勝ち上がりを誓った。SF池田雄一主将(41)も「皆さんの力が必要です」とこれまで以上の後押しをお願いした。

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