1万円札(AFP時事) 21日午前の東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=140円台後半に大幅上昇した。約7カ月ぶりの円高水準。24日にも行われる加藤勝信財務相とべセント米財務長官の会談で、米側から円安是正を求められる可能性があるとの見方などから、円買い・ドル売りが優勢となった。
米国家経済会議(NEC)のハセット委員長が18日、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の解任について、トランプ大統領らが検討していると発言したことを受け、「中央銀行の独立性に対する不安が広がったことも、ドル売りにつながっている」(外為仲介業者)という。