バスケットボール男子の「FIBA U16アジアカップ2025」(9月開催予定)に向けたU16日本代表候補2次合宿が21日から味の素ナショナルトレーニングセンターで始まった(23日まで、参加19選手)。開志国際(新潟)からはPFホーキンス然(2年)、SFイヘツ・グットラックチネドゥ(1年)が参加している。
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<ホーキンス然>
ホーキンスは昨年の日韓中ジュニア交流競技会のU18日本代表に続いて2度目の年代別代表入りを目指す。2月生まれの早生まれで、ほかの多くのメンバーより1学年上な分、「リーダーシップを発揮したい。前回の1次合宿は年上らしいことができなかったので」と苦笑い。プレー面は「オレがオレが、はダメ。周囲を使うことを学んだ。その上で、自分で行けるところは行く」と代表に求められる組織的なプレーをより極めるつもりだ。
リング下の攻防が持ち味だが、今はロングショットの習得も目指している。さらに最終メンバーに残るために「前回の合宿ではフローターに取り組んだ。大きくても必要」。大柄な外国人選手に対抗する攻撃を身に付けるテーマもある。「合宿のメンバーはレベルが高い。パスの判断など、開志国際でも生かしたい」。代表を目指す過程をチームにも還元する。
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◆ホーキンス然(ぜん)2009年(平21)2月28日生まれ、長崎県出身。父はアメリカ人、母は日本人。日宇小3年からバスケットボールを始める。日宇中では創成館U15に所属し、3年の時に全国U15選手権でベスト8。開志国際に進学し、昨年のウインターカップに出場。190センチ。
<イヘツ・グットラックチネドゥ>
イヘツは2次合宿選出を「どんどん代表に近づいている」と喜ぶ。
1次合宿ではPF白谷柱誠ジャック(福岡大大濠1年)ら同世代のプレーに刺激を受けた。「当たりが強いし、すぐにコーチの指示通りにプレーしていた」。チェストパスやボックスアウトの徹底など、世界で戦うために細かい部分の高い精度を要求される。2次合宿のテーマは「コーチの言うことを早く理解して、コートで表現する」と言う。
1次合宿の登録身長は189センチだったが、今回は195センチ。「3年生までに2メートルに届きたい」と笑う。15キロの重りを持ったジャンプトレーニングで下半身強化に取り組むなど、武器の多彩なシュートを生かそうと肉体改造も意識し始めた。「前回よりも積極的に仕掛けていく」。本気で代表の座を取りに行く。
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◆イヘツ・グットラックチネドゥ 2010年(平22)3月18日生まれ、神奈川県出身。父はナイジェリア人、母は日本人。西本郷小1年からバスケットボールを始める。豊田中では1年の時に全国U15選手権、3年の全国中学大会に出場。195センチ。
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