※画像はイメージです 今から5年前、自身の不倫スキャンダルが発覚し、長期の活動自粛を余儀なくされたお笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建。女性との密会の場に多目的トイレを使用していたことも明らかになり、後に国土交通省が名称をバリアフリートイレに変更したことも大きな話題となった。
実は、この一件の前からバリアフリートイレは、お金のない未成年の若いカップルなどの逢瀬の場に使われていたとの話も聞く。会社員の小柳剛さん(仮名・27歳)も高校時代、当時付き合っていた同級生の彼女とよく利用していたとか。目的は言うまでもなく彼女と行為をするためだ。
◆高校時代、彼女と多目的トイレを利用していたら学校に通報が
「ウチは3世代同居でしたし、彼女もお母さんが専業主婦だったからどちらも家が使えなかったんです。ただ、お互い自転車通学だったため、学校帰りに多目的トイレのある町はずれの運動公園まで週2〜3日は通っていました(笑)」
その運動公園は郊外ということもあって平日は訪れる人も少なく、使用中にノックされたことは一度もなかったそう。ところが、利用するようになってから2か月が過ぎたある日の放課後、担任から突然呼び出しを食らう。
職員室に行くと有無を言わさず生徒指導室に連れて行かれ、そこには生徒指導部と担当教師と違うクラスだった彼女が座っていた。
実は、町はずれの公園のトイレに2人が頻繁に長時間籠っているとの匿名の通報があり、スマホで撮ったのかトイレに出入りする映像も添付されていたそうだ。
「私が動画を確認したわけじゃないですが、指導部の先生が『そういう映像が送られてきた』と話していたので。この時点でそんな場所には行ってないとウソをつくことはできませんし、ヤバい、どうしようって心臓はバクバクですよ。彼女は『なんとかして!』って縋るような眼で見てくるし、とりあえず映像の2人が自分たちで間違いないと認めたんです」
◆「彼女とトイレの中で遊んでいただけ」と言い張った
だが、指導部の先生は「トイレに籠って何をしていたんだ?」と追及の手を緩めない。「まさか淫らな行為をしてたんじゃないだろうな?」とも聞かれたが、それについてはきっぱりと否定する。
「これに関しては大ウソなんですけどね(苦笑)。公立高校だったから正直に話しても退学にはならないと思いましたが、絶対厄介な事になるだろうし、親バレだって避けられなさそうじゃないですか。
だから、一緒にゲームをしたり、動画を見ていただけ、と言い張ったんです。彼女も私の意図を察してくれたのか、その場で話を合わせてくれました」
冷静に考えれば、若い男女が同じトイレに籠る時点で不自然極まりないのだが、「あの時はそう主張し続けるしかなかった」と小柳さん。ただし、押し切れる自信はあったという。
「指導部の先生がそこまで厳しい方じゃなかったですから。それに、トイレを汚す、備品を壊すなどもしてなかったし、なんとか言い逃れができると思ったんです」
最終的には「誤解を招くような行為は慎むように」と口頭での厳重注意で済んだとのこと。でも、いったい誰が学校に通報したのだろうか?
◆地域住民が学校に連絡した可能性が高い
「平日はほとんど人が来ないといっても犬の散歩やウォーキングなどをしている年配の方はチラホラ見かけます。ひょっとするとそのうちの誰かがいつも自分たちが利用しているのを知り、学校に連絡したのかもしれませんね。まあ、警察に通報されなくて助かりました」
彼女とはこの一件からしばらくして別れてしまい、卒業してから現在に至るまで一切連絡は取っていない。そのため、この出来事はすっかり忘れていたが、世間を揺るがした渡部騒動によって完全に思い出してしまう。
「こっちは素人ですがネット上ではパッシングの嵐だったし、自分たちもヤッてたことが周囲にバレたら想像以上の修羅場になっていたのかなって。
けど、タレントとしての渡部さんはもともと好きでも嫌いでもなかったですが、あの騒動で逆に親近感を覚えました。今では個人的に応援しており、彼のYouTubeもよく見ています。私自身、食べ歩きが好きなので店選びの参考にさせてもらっています(笑)」
バレて致命傷を負った・負わなかったの違いはあるが似たような経験をしたこともあり、他人事には思えなかったようだ。
<TEXT/トシタカマサ>
【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。