限定公開( 2 )
100円ショップで販売しているものとプロ用のもの、それぞれの水彩絵の具を使って描き比べてみた検証画像が反響を呼び、X(Twitter)で「面白い試みですね」「よいもの見せていただきました」などのコメントが寄せられています。
●「100円ショップの水彩絵の具とプロ用の水彩絵の具、違いは何か?」
投稿したのは、画家の小野月世(@tsukiyo_ono)さん。「100円ショップの水彩絵の具とプロ用の水彩絵の具、違いは何か?」という問い合わせを受け、自身も疑問に思い、描き比べてみることにしたそうです。
1つはイギリスの名門画材メーカー・Winsor&Newton(W&N)製の水彩絵の具、もう1つは100円ショップ「Seria(セリア)」で購入した水彩絵の具と筆で描いたもの。どちらもW&N製のプロフェッショナル水彩紙を使っています。
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2つのイラストで明らかに異なるのが色彩の「濃淡」でしょう。プロ用の水彩絵の具は色が深い印象です。一方のセリア商品は、淡い雰囲気が表現されています。実際、小野さんも「セリアのはベタついて伸び難い。均一に溶かすのにしばらく混ぜ混ぜしないとムラになる。色が薄い」と感想をつづっています。
小野さんは「見た感じでは正直何の絵の具を使ったとか見分けるのは難しいですね」としたうえで、「比較すると明らかにプロ用の方が描きやすいし発色に深みがでます」とコメント。しかし入門編としてはセリアで絵の具や筆を購入するのもアリのようで「後々変色、退色すると困る場合はプロ用を使いましょう。水彩を気軽にお試しで楽しまれるならこれもアリかな、と思いました」とアドバイスをしています。
●「弘法筆を選ばず」と反響
とはいえ、どちらもステキなイラストに仕上がっていて、プロの画家の力を感じられる投稿に「弘法筆を選ばずといいますが、どちらも別の雰囲気があって好きです」「面白い試みですね」「プロ用は色の境界線がしっかりしてるので、やっぱり高いだけあるな…でもセリアでここまで描けるのエグい笑」「100円ショップの画材は、絵を描くハードルを下げてくれると感じています」などの声が寄せられています。
画像提供:小野月世さん
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「スクショ」商標登録されていた(写真:ITmedia NEWS)73
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