
Xに投稿された「モササウルスのカップ麺のフタ押さえ」の画像が、8.4万を超えるいいねを集めています。
カップヌードルからザバーン!!と、水しぶきをあげているのは、肉食の大型海生爬虫類のモササウルスです。口を大きく開けて、カップヌードルから飛び出し、捕らえているのは…箸。鋭い歯や、大きなヒレも表現されています。
カップ麺のフタ押さえのはずが主役はモササウルスという状態に、「カップ麺よりデカくね?」「オーバースペック日本代表」などというコメントのほか、「ほ…欲しい」「めっちゃカッコいいです!」「モササウルスも秀逸だが、シーフードってのがまたセンスあるね〜」という声も寄せられています。
モササウルスのカップ麺のフタ押さえをつくった「造形作家いち。」(@iiiiiiii1ichi)さんにお話を聞きました。
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――モササウルスの迫力がすごいです。でも、なぜモササウルスなのでしょう。
今回はもともと小学生の甥っ子にモササウルスのフィギュアを作って欲しいとお願いされていまして、作っている最中にカップ麺から飛び出すフタ押さえにしたら面白いのでは?と思い付き勝手にフタ押さえにしちゃいました。
――甥っ子さんもびっくりですね。こだわられたポイントは?
まるで本当にカップ麺の中から飛び出しているように見せたかったので、水しぶきの流れ等をいろいろ試行錯誤しました。
――なるほど、躍動感があります。以前にもいろいろなカップ麺をつくられていますが、きっかけは?
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1年前に突然閃いてネッシーの白黒写真を模したカップ麺のフタ押さえを制作したんです、その評判が良くてそれからはカップ麺のフタシリーズをいろいろ作るようになりました。
――ほかのカップ麺の蓋もおもしろいですね。
ほかにも猫がカップ麺に突っ込んでいる猫尻、キン肉マンのゆでたまご嶋田先生にお会いする機会がありプレゼント用のためだけにつくった悪魔超人アトランティスのフタ押さえ、先日許諾をいただき販売したモンスターハンターのヤマツカミのフタ押さえ等があります、販売したものは、ありがたい事にどれもすぐに完売するほどの反響をいただきました。
――モササウルスも販売される予定ですか?
想像以上に反響をいただいているので販売を目指したいとは思っています、ただ個人生産だと少し厳しいので協賛企業様募集中です。
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――モササウルスはどのようにしてつくられているのですか?
今は主にPC、タブレットを用いてデジタルでデータ制作を行い3Dプリンターで出力、塗装して完成させています。データ制作と言ってもCADのように数値を打ち込むだけではなく最近はタブレットとタッチペンで粘土をこねるように感覚的に作れるのでとても重宝しています。
――粘土をこねるように作れるなんてすごいです。造形作家さんということですが、普段はどのようなものをつくられているのですか?
普段はフィギュアの商業原型や企業様のモックアップ制作、イベントへ出展してオリジナル作品の販売等も行っています。昨年はありがたいことに神田明神様からお話をいただき、特別展示で平将門公の像を制作させていただりもしました。
――幅広いものをつくられているのですね。
今後も新たなカップ麺フタ押さえシリーズやファンタジーアイテムを制作、販売して行きますのでぜひチェックしてみてください!また、制作のご依頼などもお待ちしております。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)