シャープが開発した「アイススラリー」ができる冷蔵庫=22日午前、東京都港区 シャープは22日、「アイススラリー」と呼ばれる微細な氷が混ざったシャーベット状の飲料を作れる冷蔵庫を開発したと発表した。夏に熱中症の危険性が年々高まる中、工場や建設、スポーツの現場で需要があるとみて、5月22日に法人向けレンタルを開始する。
アイススラリーは、細かい氷の粒子が液体の中に分散した状態の飲料。飲むと、微細な氷が解ける際に体を芯から冷やすことができるという。
市販のペットボトル飲料を冷蔵庫で一定時間冷やした後、取り出して振るだけで出来上がる。温度設定次第で果汁飲料やスポーツドリンクなど、さまざまな飲料に対応できる。
レンタル期間は2〜5カ月。想定料金は月3万〜4万円。開発担当者は、「2027年に3000社への導入を目指す」としている。