30代の市教委職員を懲戒免職　40〜50回子ども触る　千葉・習志野

　18歳未満の子どもの体を触るなどしたとして、千葉県習志野市教育委員会は22日付で30代職員を懲戒免職処分にした。市教委は、被害者の特定を防ぐという理由から、所属や役職を明らかにしていない。

　市教委によると、30代職員は2024年12月下旬から今年3月下旬にかけて、市内の公共施設で40〜50回、面識のある被害者の体を手で触るなどの不適切な行為をした。被害者とはSNS（交流サイト）を利用してやりとりしていた。被害者の家族から市教委に抗議があり、発覚した。

　市教委が職員を免職処分にしたのは初めて。また、上司の50代職員を監督不行き届きとして戒告処分にした。小熊隆教育長は「市民の信頼を損ねたことを深くおわびする。信頼回復と再発防止に取り組む」と謝罪した。【石塚孝志】