重賞初制覇を目指すガルダイア(今年1月撮影、ユーザー提供:Nadepaさん) 17年のNHKマイルCを制したアエロリットの半弟ガルダイア(牡3、美浦・国枝栄厩舎)が、青葉賞(3歳・GII・芝2400m)で重賞初制覇を狙う。
ガルダイアは父エピファネイア、母アステリックス、母の父ネオユニヴァースという血統。半姉アエロリットは17年のNHKマイルCとクイーンS、18年毎日王冠の覇者。母系は優秀で、近親にはハーツクライやラッキーライラック、ミッキーアイルやノンコノユメ、ダイヤモンドビコーなど、平成から令和の競馬シーンを彩った名馬がズラリと並ぶ。
ここまで4戦1勝。昨年10月に東京でデビュー勝ちを決めた。2戦目のベゴニア賞は0秒2差の3着。続く京成杯は14着だったが、もちろんこれが実力ではない。リフレッシュを挟んだ前走の毎日杯では7番人気の評価も何のその、スローの逃げから0秒2差の2着に健闘。立ち回り一つで重賞でも通用することを示した。
今回は初の2400mがカギとなるが、レースはしやすくなるかも。名門・国枝厩舎のラストダービーに向けて、何としても優先出走権が欲しい一戦。前走に続いて波乱の主役となっても不思議はない。