80年代の人気ゲーム『アウトラン』映画化、「トランスフォーマー」などのマイケル・ベイを監督に起用(C)SEGA セガは22日、自社の人気ゲームソフト『アウトラン』について、米ユニバーサル・ピクチャーズと共同で映画化プロジェクトの開発を開始したと発表した。監督には、「トランスフォーマー」シリーズや『アンビュランス』で知られるマイケル・ベイが起用される。
【画像】オープンカーでアメリカ西海岸をドライブ 『アウトラン』は、1980年代にアーケード向けタイトルとして登場し、世界的なヒットを記録したドライブゲーム。美しい風景を背景に高速で駆け抜けるという独自のゲーム性で、新たなジャンルを切り開いた。また、ゲーム名にちなんで「アウトラン」と呼ばれるエレクトロニック・ミュージックのサブジャンルを生み出すなど、カルチャー面でも影響を与えた。家庭用ゲーム機向けにも多数のシリーズ作品が展開され、セガを代表する世界的人気タイトルの一つとなっている。
マイケル・ベイ監督は、自身の製作会社プラチナム・デューンズのブラッド・フラー氏とともにプロデューサーも兼任。脚本は、『ポーラー 狙われた暗殺者』のジェイソン・ロスウェルが手がける。また、『恋するプリテンダー』や『Immaculate(原題)』を手がけたシドニー・スウィーニー、セガの中原徹氏もプロデューサーとして参加し、セガの内海州史氏が製作総指揮を務める。
ユニバーサル・ピクチャーズは、2023年に公開された『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(全世界興行収入14億ドル)や、『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』(同2億9000万ドル)といった、ゲーム原作映画での成功に続くヒット作として本作への期待を寄せている。
■マイケル・ベイについて
23歳にしてプロの監督となり、 25歳にはCM監督として第一線で活躍するようになった。「Got Milk?/アーロン・バー」のCMでカンヌ国際広告祭の金獅子賞を受賞し、このCMは歴代トップ10のクラシックCMのひとつと評価され、 彼のCMのいくつかはニューヨーク近代美術館に収蔵されている。
その後長編映画監督となり、ウィル・スミス出演の『バッドボーイズ』(1995年)を皮切りに、ショーン・コネリー、ニコラス・ケイジ、エド・ハリスが出演したアクション映画『ザ・ロック』(1996年)、『アルマゲドン』(1998年)、『パール・ハーバー』(2001年)、『バッドボーイズ2バッド』(2003年)、「トランスフォーマー」シリーズ5作品など大ヒット映画を手掛けた。現在、全世界規模で興行収入歴代第5位の成績を誇るヒットメーカーだ。
自身初の配信作品となったNetflix/スカイダンス『6アンダーグラウンド』(2019年)は、配信から4週間で8300万世帯の会員が視聴しており、ユニバーサル・ピクチャーズ/エンデバー・コンテンツ『アンビュランス』(2022年)とともに、配信サービスで非常に人気の作品となっている。