
パートナーの不倫は、された側に深い心の傷を残す。その相手が信頼していた友人なら、その衝撃と苦しみは計り知れない。
「私の親友だった女と(夫が)浮気をしていました」
こう語る60代の女性は、かつて夫と自身の親友に裏切られた経験を持つ。きっかけは、その親友が「旦那が浮気をしているから一緒に調べて欲しい」と頼んで来たことだった。
「顔が知られていない私の夫も調査に加わり、互いに連絡を取り合うようになりました」
こうして奇妙な関係が始まったようだ。(文:篠原みつき)
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夫のコートからホテルのレシートが……
しかも当時、親友は「マンションの塗装工事をしていた若い男と自身も浮気をしていた」というから驚きだ。親友は自身の不倫を棚に上げ、夫の浮気を理由に「上手くマンションを手に入れ」離婚。その後、女性の家庭に頻繁に出入りするようになったという。
「それからというもの我が家にしょっちゅう遊びに来ては甘ったるい声で私の夫に絡んでいたことを覚えています。おかしいな?と気づいたのは(中略)週に2日は仕事での泊まりが増えてきたからです」
夫の勤務先は東京都区内だったが、決定的な証拠は、思わぬところから見つかった。
「ある日、夫のコートから〇〇(夫の勤務地のホテル)のレシートが出てきて、部屋番と『man female』とありました。ホテルに電話をして、どのような部屋か教えてもらったところダブルの部屋でした」
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レシートにしっかり「男・女」で泊まったことが明記してあったのだから、不倫は確定だった。しかし女性は「夫が帰宅してからカマをかけてみました」と夫を試すことに。その後のやり取りは、こうだ。
私「夕べは〇〇(ホテル)に泊まった?」
夫「あー上司と泊まった」
私「へー 上司とダブルの部屋に泊まるんだ」
夫「……」
私「あのさ ここのところなんかおかしいと思って興信所つけてたんだけど。あなたが髪の長い女性と〇〇(ホテル)に泊まったと連絡受けてるんだけど。3日後には全てまとめて資料が届くのだけど今白状したら許してもいいけど」
夫「ごめん』
私「誰と?Aちゃん?(親友)」
夫「そう」
私「今から呼んで!話し合おう」
その後の3者での話し合いでは、夫と親友は土下座し「遊びだった」「気の迷い」「もう会わない」と謝罪した。しかし、その言葉は偽りだった。
「別れる、とのことでしたがその後4年続きました」
結局、妻としても友人としても裏切りに遭った女性。「元夫」と書いている以上、関係が修復されることはなかったのだろう。
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