
葬儀の場で故人を悼むより自分の要求を優先させる、非常識な人への対応には困ってしまう。投稿を寄せた50代女性は10年ほど前、友人の夫の葬儀で受付を担当した際に、衝撃的な体験をした。(文:長田コウ)
故人は「少年野球の監督」などをしていたこともあり、弔問客にも「お子さんを連れた方」が多かった。お通夜も終盤に差し掛かった頃、「お子さんを5人も連れてきた方」がいたそう。順番に香典のお返しをお渡ししていると……。
「5人連れのお母さんが『香典返しが1個ってどういう事?』と言い出しました」
「わざわざ子ども連れてきてやったのに人数分ちょうだいよ!」
驚いた女性は、「え!?」と動揺したが、「御香典1つにお返しは一つですが」と説明した。すると、大声でこんな言葉が返ってきたのだ。
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「わざわざ子ども連れてきてやったのに人数分ちょうだいよ!」
それを聞きつけた葬儀業者が飛んできて、「6個渡して下さい」と言ってきたそう。事態を大きくしないためだろう。モヤモヤしながらも言われた通りに渡そうとした、その瞬間。
「『お通夜に非常識なこと言うな!』と自治会の方らしい高齢男性が言ってくださり、周りの方たちもこの家族に冷たい視線を送ってました」
結局、一喝された母親はお返しを1つだけ持って「鬼の形相で帰りました」とのことで、事態は収束した。女性は「こんな非常識な親がいることに仰天しました」と当時の衝撃を振り返っている。
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