テレ玉(テレビ埼玉)は23日、アニメ「あしたのジョー」の最新リマスター版を、5月16日から地上波で初めて放送(金曜午後6時30分)すると発表した。
「あしたのジョー」は、原作・高森朝雄(梶原一騎)さん、作画・ちばてつや氏のコンビで、1968年(昭43)から73年まで「週刊少年マガジン」(講談社)で連載。アニメは、フジテレビ系で70年4月から71年9月まで放送された。伝説のボクシングアニメとして今もなお語り継がれる不朽の名作が、最新の4Kリマスター版の鮮やかな映像でよみがえる。
テレ玉は「舞台は東京の片隅、泪橋を渡ると広がる下町。矢吹丈がボクシングと出会い、宿命のライバル、力石徹とともに命を燃やし、成長していく−−そんな感動の物語を、ぜひ今の子供たちにも届けたいという思いで、金曜日の夕方の放送としました」と、金曜午後6時30分の編成した意図を説明。「昭和の時代に熱く感銘を受けた人はもちろん、幅広い世代の作品のファンやまだ見たことのない人もぜひこの機会にお楽しみください」とコメントした。
◆「あしたのジョー」 泪橋と呼ばれる橋を渡ると広がる下町のドヤ街に、ある日フラリとひとりの少年・矢吹丈(声・あおい輝彦)が訪れる。生まれついての風来坊の丈は、けんかの腕を披露してヤクザにからまれている少女サチ(声・白石冬美)を助ける。それを見ていた拳闘狂の丹下段平(声・藤岡重慶)から、丈はボクシングへの道を勧められるが、その申し出をあっさりと断る。ところが、慈善家の財閥令嬢・白木葉子(声・西沢和子、恵比寿まさ子)からお金をだまし取ったことが原因で丈は少年院に送られ、そこで後のライバル・力石徹(声・仲村秀生)と出会う。力石のパンチに沈み、初めての敗北感を味わった丈は、ボクシングに対する興味を燃やし、段平の特訓を受けることを決意。かくして、ふたりの若者の想像を絶する闘いの日々は始まった。
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