
前回からの続き。私はマリカ。夫のケイゴと結婚して2年経ちます。ある日ケイゴに頼み込まれ、お寿司屋さんを営む義実家へ夫婦そろって2泊3日で帰省しました。しかし到着するなり私は義母に命じられて皿洗いに追われ、集まった親族に挨拶すらさせてもらえません。ケイゴは私に謝るどころかねぎらいの言葉もなく……。怒りがおさまらない私は自宅に帰ると「どうして私だけ働かされなくちゃいけなかったの?」とケイゴに詰め寄りました。


ケイゴは「嫁は働かされるもの」という感覚でいるようです。そして義実家の近所に住んでいたお義兄さんは妻子を連れて引っ越してしまったとのこと……。要するに奥さんをかばって、義実家から逃げたのでしょう。そうなるのも当然です。




ケイゴは大勢の親戚に褒められ、「後継ぎとして認められた」と浮かれていたようです。けれど後継ぎって、お寿司屋さんを継ぐってこと……? ケイゴの口からは継ぎたいなんて今まで一度も聞いたことがないし、現実的じゃありません。


義父からは夫婦そろって来いと呼びつけられ、義母は私にだけ手伝いをさせ、ケイゴは私を犠牲にすることで親戚に褒められて……。まさかこのご時世に「嫁」というだけでこんな仕打ちを受けるなんて思いもしませんでした。私もその場でブチ切れてもよかったのかもしれませんが、なにぶん大勢の親族に会うのが初めてだったため遠慮してしまいました。
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【第4話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・物江窓香 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子