
アウトドアでバーベキューや料理を手軽に楽しむなら「カセットこんろ」を使うのもおすすめです。準備や後片付けの手間がかかる木炭に比べ、カセットこんろなら準備から撤収までが簡単で、火力の調節も容易。普段は自宅で使える上、燃料のカセットガス(CB缶)が安価な点もメリットです。
屋外で使うなら、アウトドアでの使い勝手に配慮されたモデルを選びましょう。屋外で使えるカセットこんろのおすすめモデルを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
●屋内専用との違いは?
市販の一般的なモデルは屋内で使うのが基本です。アウトドアで火を使う際には風対策が必須ですが、屋内で使うことを想定した一般的なカセットこんろは風に弱いもの。屋外で使うとちょっとした風でもあおられ、火が消えてしまったり、火力が大幅に弱まったりしてしまいます。
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屋外での利用も想定しているモデルでは、本体やゴトクの形状を工夫するなどして防風効果を高めたり、アウトドア専用バーナーのように小さな炎口を多数配置する「多孔式バーナー」により風の影響を受けにくくしたり──といった対策が施されています。
また、専用のキャリングケースが付属するモデルや、折りたたんでコンパクトになるモデルなど、持ち運びしやすいように配慮されているものも多くなっています。
●屋外で使えるカセットこんろ|イワタニ カセットフー“ タフまる”
カセットこんろの大手メーカー「イワタニ」(岩谷産業)は、アウトドア向けのカセットこんろも展開しています。中でも人気なのが「タフまる」です。
ダブル風防ユニットと多孔式バーナーの搭載により、野外でも高い火力を得られるのが特徴です。その名の通り耐荷重20kgとタフな作りで、約30cmまでのダッチオーブンも使用可能。料理の幅を広げてくれます。
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アウトドア映えする無骨なデザインや、専用キャリングケースが付属するなど、キャンパーからの人気も高いモデルです。
実売価格(税込)は6000円台後半から。
●屋外で使えるカセットこんろ|イワタニ カセットフー “タフまるXG”
「タフまる」シリーズに今シーズン仲間入りした上位モデルが「タフまるXG」です。風に強い「ダブル風防ユニット」や、炎が風に流されにくい「多孔式バーナー」、ダッチオーブンも使える耐荷重20kgなど、従来モデルの特徴はそのままに、機能性がアップグレードされています。
新採用されたゴトクは、シェラカップなど底面の小さなクッカーも使える「X」形状にデザインされています。従来のタフまるでは鍋底の直径が16cm未満では使えませんが、XGでは6cm以上なら使用可能です。
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ゴトクのサイズ変更に伴う重量アップを解決するため、ダブル風防ユニットの外側がNANOセラミック塗装に変更されているほか、本体の塗装も改善。その結果、本体重量は従来モデルから約0.2kg減の約2.2kgへと軽くなっています。カラーはスタイリッシュなマットブラックです。
また、点火つまみは新たに丸型を採用。スリムな見た目とともに火力調整の操作性が向上しています。火力も2900kcal/hと、従来モデル(2800kcal/h)からアップしています。
従来モデルと同じく、専用のキャリングケースが付属します。実売価格(税込)は1万円前後から。
●屋外で使えるカセットこんろ|スノーピーク HOME&CAMPバーナー
スノーピークの人気モデルです。バーナー部とゴトクをたたんで本体に収納できる機構になっており、収納時は円筒形になって自立も可能。使わない時やアウトドアに持ち出す時に便利な省スペース性に加え、機能性と両立するデザイン性の高さも人気のポイントです。
バーナーは加熱効率に優れた内炎式。ゴトクは大きめの鍋にも対応可能なサイズになっています。使用中は輻射熱でテーブルが熱くなるので、バーナーシートを敷いておくと安心です。
カラーバリエーションも用意されています。スノーピーク公式サイト価格は1万3750円(税込)です。
●屋外で使えるカセットこんろ|イワタニ カセットガスホットプレート 焼き上手さんβプラス
ファミリーで使えるサイズの焼きプレート(約342×268mm)が付いたカセットガス式のホットプレートです。多人数でのバーベキューを気軽に楽しめます。
付属のふた(ガラス窓付き)を使えば蒸し焼きも可能。さらに、プレートを外すと鍋用のゴトクが現れ、普通のカセットこんろとして鍋料理なども楽しめます。マルチに活躍してくれるモデルです。
実売価格(税込)は約1万1000円台から。
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