70maiが4K対応の回転式全方位ドラレコ「Dash Cam 4K Omni」を5月16日に発売 “ミラー型ドラレコ”開発も予告

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2025年04月23日 19:21  ITmedia Mobile

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 中国70maiは4月23日、レンズが回転して全方位の4K撮影に対応するドライブレコーダー「Dash Cam 4K Omni」を日本で5月16日に発売すると発表した。販路はAmazon.co.jpのみ、価格は3万9990円(税込)。


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 Dash Cam 4K Omniは、円筒形の本体に搭載されたレンズが回転し、車内外の全方位を撮影できるドライブレコーダーだ。前モデル「Dash Cam Omni」(2023年発売)はフルHD(1920×1080ピクセル)/60fpsの撮影に対応していたが、新たに4K(3840×2160ピクセル)/60fpsの撮影に対応し、より高精細な映像でナンバープレートなどの読み取りやすさを向上させた。付属するリアカメラはフルHDの撮影に対応している。


 イメージセンサーには、フロント側がソニーのセキュリティカメラ向けイメージセンサー「STARVIS 2 IMX678」、リア側は同IMX662を採用している。さらに独自の画像補正技術「70mai Night Owl Vision」(ノイズ低減、明暗バランス最適化、グレア抑制)や「MaiColor Vivid+ Solution」(露出調整、フロントガラス補正など)を採用し、低照度環境でも高画質に撮影できるという。


 本体には1.4型の液晶ディスプレイを搭載し、各種設定などを行える。ドラレコ動作中にはキャラクターの表情が表示されるユニークな機能もある。


 衝突検知Gセンサーや車線逸脱警告などのADAS、内蔵GPSによる位置情報記録、内蔵Wi-Fiによるスマホアプリ連携といった、昨今のハイエンドドラレコ製品に採用されている機能は一通り網羅しているが、70maiが特にアピールしているのが、専用ケーブルで常時電源を供給して利用できる24時間駐車監視機能だ。


 車を駐車すると自動的に駐車監視モードに入るが、車の周囲に不審者が現れると自動でレンズが追尾し、撮影を開始する。AIによって動体検知性能を高めたことや、ホール効果による磁気制御でスムーズに動く可動部によって、旧モデルよりも追従性能が向上したという。


 さらに日本市場への投入にあたり、日本語による音声コントロールにも対応させた。70maiはDash Cam 4K Omniを防犯だけでなく、Vlogのような用途で映像記録にも活用してほしいとしており、例えば運転中に「左向いて」と言うとレンズが左に向いたり、「写真を撮って」と言うと車内にレンズを向けて同乗者と記念撮影したりといった使い方を想定している。


●70maiは上海創業のドラレコ専業メーカー


 4月23日に行われたメディア向け発表会に登壇した70maiで日本地域のマーケティングリーダーを務めるセリーン氏(Integrated Marketing Communications)は、70mai製品の累計販売台数は2000万台、グローバルユーザーは700万人を超えたと話す。


 「70maiは2016年に中国上海で創業した。2018年にはXiaomiと技術パートナーシップを結ぶなど技術力を成長させており、日本市場にも製品を投入できた。私たちの強みは15年以上の開発経験があるベテランやIntel出身のエンジニア、世界のハイテク企業で10年以上の経験がある品質管理のプロフェッショナルが在籍していることで、最新技術の製品に取り組めること。さらに徹底した管理体制によって、高品質なものづくり体制を整えている」(セリーン氏)


 70maiはプロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグに所属する埼玉県のプロ野球球団「埼玉武蔵ヒートベアーズ」と公式スポンサー契約を締結するなど、日本市場でも認知度を高めたい思惑がある。


 同社はこれまで日本で投入した製品も消費者から高評価が得られているとして、2025年内にはミラー型ドラレコの製品開発も進めるなど、今後も引き続き顧客のニーズにあわせた製品を提供していくとしている。



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