無敗戴冠を目指すブラックルビー(今年3月撮影、ユーザー提供:にこごりさん) 2戦2勝のブラックルビー(牝3、美浦・田中博康厩舎)が、フローラステークス(3歳牝・GII・芝2000m)でレース史上初の無敗戴冠を狙う。
ブラックルビーは父キズナ、母メジロスプレンダー、母の父シンボリクリスエスの血統。母はJRAで2勝。半兄のダノンスプレンダーは21年と22年のポルックスSの勝ち馬。同じくシホノスペランツァは22年の菊花賞の5着馬。叔父のサトノノブレスは14年の日経新春杯など重賞4勝を挙げて、4億円以上を稼ぎ出している。
ここまで2戦2勝。昨年7月に福島でデビュー勝ち。その後は長期休養を強いられたが、復帰戦となった今年3月の中山の1勝クラスを快勝。無傷の2連勝を果たし、オークスの惑星に浮上している。今回は重賞初挑戦となるが、まだ底を見せていないので期待大だ。
前身の4歳牝馬特別時代も含め、今年で60回目となるフローラSだが、意外にも無敗馬が勝ったことは一度もない。ブラックルビーはジンクスを覆すことができるか。是非ともレース史に残る1勝を手にして、オークスの有力候補に名乗りを上げてほしい。