契約延長交渉が進むヴィニシウス [写真]=Getty Images レアル・マドリードがブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールとの契約延長に近づいているようだ。22日、『マルカ』や『アス』など複数のスペインメディアが伝えている。
現在24歳のヴィニシウスは母国の名門フラメンゴの下部組織出身で、2017年5月に16歳でトップチームデビューを飾った。2018年夏にレアル・マドリードへ活躍の場を移すと、左ウイング(WG)を主戦場にここまで公式戦通算311試合に出場し105ゴール79アシストをマーク。2度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇を含む数多くのタイトルに貢献しており、昨シーズンからはかつて数多の名選手が背負った「7番」を継承している。
報道によると、レアル・マドリードは2027年6月末までとなっているヴィニシウスとの契約期間を延長するべく動いているとのこと。サウジ・プロフェッショナルリーグからの関心も明らかになっている同選手だが一貫して残留を望んでおり、交渉は順調に進展しているようだ。契約期間は2年間、または3年間延長される見込みで、早ければ今シーズン終了前に正式発表される可能性があると報じられている。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、レアル・マドリードとヴィニシウスとの間で契約延長についてすでに口頭合意が成立していると指摘。未だ正式な手順は踏まれていないものの、1年間の延長オプションが付随した2029年6月末までの契約、または2030年6月末までの契約が提示される見込みと伝えている。
一方、『アス』が報じたところによると、現行契約が6月末までとなっているクロアチア代表MFルカ・モドリッチとスペイン代表MFルーカス・バスケスに加え、オーストリア代表DFダヴィド・アラバとスペイン代表DFフラン・ガルシアの去就は不透明となっており、今夏に退団する可能性があるという。