
「バックヤードの在庫681点のルアーすべて盗まれ、釣竿も一本も残っていません。
弁護士や警察にも相談しましたが、取り返すのは非常に難しい、刑罰も難しいとのことです。
私には法律のことはわかりませんが、それでも少しでも証拠を集めたいと思っています。
中古買取店の方はもちろん、
『商品を買って』と頼まれた方、個人への転売に関わる情報など、どんな些細なことでも構いません。
もし情報をお持ちの方がいれば、どうかご連絡をお願いします。
※本人が自供していないものもたくさん出てきております。」
高知県内で釣具店を営んでいる松田直人さん(@naoto_matsuda)が、在庫のルアーや釣りざおなどが盗まれたことをX(旧Twitter)で報告。さらに盗難品の一部を転売されたことも発覚し、広く情報提供を呼び掛けています。
スタッフは盗んだことを認めているが…刑事罰にならない?
松田さんによると、盗んだのは信頼していたというスタッフ。昨年9月に売上が合わないことに気づき、さらに棚卸しのタイミングで商品がないことなどから分かったといいます。
「本人は盗んだことを認めています。横領ですね。被害額はまだ把握していないものが出てくるので、被害全貌が明らかになっておりませんが…500万くらいはいくのではないかと思っています。また『これは絶対盗ってない!』と言っていたものも出てきたり、店の物だけでなく、私の私物までも出てきました…新品の釣り具だけではなく、現金やガソリン、中古釣具、ネット販売での横領も認めております。ただ盗んだ一部の返済は一度だけありました」
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松田さんは既に弁護士や警察に相談していますが、物品に関しては時間が経過しており横領の金額を証明することは今ある証拠では難しく、スタッフ本人の自供だけでは盗難品全てを取り返すのも刑罰を科すのも難しいそうです。
とはいえ、「本人は反省の意思は全くないようなので、しっかり罰せられてほしいです」という松田さん。釣具店の経営のほか、バス釣りのガイドサービスやレンタルボートなどの事業も手掛けていますが、被害額が大きく事業の存続も危ぶまれているとか。
「現在ご予約いただいているお客様につきましては、予定通り対応させていただきます。本来であればゴールデンウィーク前の繁忙期ではありますが、私ひとりではすべての対応が難しい状況です。被害額は大きく、再建は容易ではありません。また、家族との示談も約束の時が過ぎ、返金の見込みも立っておりません。それでも、これまで支えてくださった皆さまへの感謝の気持ちを忘れずに、目の前のお客様には誠意を持って対応させていただきます」
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)
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