4月1日にリリースされたiOS 18.4/iPadOS 18.4で、日本語の「Apple Intelligence」が利用できるようになった。画像生成の関連機能についてはアプリ「Image Playground」での操作が基本となるが、関連機能として、ペンツール(マークアップツールバー)の中にある「画像マジックワンド」のペン先を使うと、手書きのイラストから画像を生成できる。
今回はApple Intelligence対応機種でメモアプリから画像マジックワンドを使う手順を解説しよう。
なお、本稿で紹介する手順はiOS 18.4にアップデートした「iPhone 15 Pro」で検証している。バージョンや機種が異なる場合には、細かい差異があるかもしれない点については、あらかじめご承知おきいただきたい。
●「画像マジックワンド」に関する基本操作
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まずは、メモアプリで新規メモを作成し、既存のペンツールを駆使してイラストを描こう。この際、緻密な描写をする必要はなく、例えば「本棚のうえに猫がいる」などの配置の関係が分かるように図示できれば十分だ。
この状態でマークアップツールバーの中で左から6番目に位置している「画像マジックワンド」のペン先を選択し、描画したイラストを囲むようになぞることで、画像マジックワンドが実行される。
続いて、テキスト入力欄に、描いてあるものが何かを入力する。「本棚の上でくつろぐ黒猫」のように、対象の状態や色などを簡単に指定しておくのがコツだ。後は自動で画像が生成される。
なお、生成された画像を左右にスワイプすると、別の候補と切り替えられる。そして、気に入った生成結果を表示した状態で、右上に表示された「完了」をタップすると、その絵が画像としてメモ上に保存される。
●覚えておきたい関連操作
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覚えておきたい関連操作としては、出力後の画像の扱いがある。そもそも、出力した画像データは、白い四角形のキャンバスのなかに描かれた状態になっており、上下左右には余白があることが多い。
そこで、メモ上の画像データをタップし、メニューから「・・・」を選択する。具体的なメニューの一覧から、「背景を削除」を選択することで、生成した画像の背景を削除可能だ。
ちなみに、生成した画像データ自体から共有メニューは表示されないので、「メモ」アプリで生成した画像をほかのアプリで利用する際にはコピーアンドペーストやドラッグアンドドロップなどの操作を駆使する必要がある。
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