鎌倉S2025に出走予定のビダーヤ(今年3月撮影、ユーザー提供:KTomokiさん) GII・3勝を挙げたシャケトラの半弟となるビダーヤ(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)が、土曜東京10Rの鎌倉ステークス(4歳上・3勝クラス・ダ1400m)でオープン入りを狙う。
ビダーヤは父リアルスティール、母サマーハ、母の父Singspielの血統。半兄のシャケトラは17年の日経賞、19年のAJCCと阪神大賞典の覇者。半姉のモルジアナもダート短距離を主戦場にオープンまで出世している。22年のセレクトセール1歳では1億8000万円(税抜)の高値となった。ちなみに22年のセレクトセールで取引されたリアルスティール産駒、かつ矢作厩舎所属というのはフォーエバーヤングと同じプロフィールとなる。
ここまで13戦3勝。デビューから芝を使われ、1勝クラスでは惜敗が続いたが、前々走からダートに転じて覚醒した。1勝クラスを快勝すると、続く前走の2勝クラスも好時計勝ち。今回は3勝クラスへの昇級戦、かつ初めての関東圏での競馬となるが、ここ2戦の走りを再現できれば好勝負になるだろう。
兄のシャケトラ、そして同級生のフォーエバーヤングの背中はまだまだ遠いところにあるが、底を見せていないのも確か。鞍上は頼れるJ.モレイラ騎手。ここも通過点にしてほしい一戦となる。