「Adobe Creative Cloud」の主要アプリ/サービスがアップデート 使い勝手の向上に力点

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2025年04月24日 18:21  ITmedia PC USER

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ITmedia PC USER

オブジェクト選択ツールでは、髪型/顔の特徴/服装などからオブジェクト選択を行えるようになる

アドビは4月24日、有料サブスクリプションサービス「Adobe Creative Cloud(Adobe CC)」を構成するアプリ/サービスのアップデートを発表した。アプリについては最新版にアップデートすることで新機能を利用できるが、一部のβ機能は製品版と共存可能な「β版アプリ」に限り提供する。


【その他の画像】


●Photoshopのアップデート


 レタッチツール「Adobe Photoshop」では、以下のアップデートが行われる。


・「オブジェクト選択」ツールの機能改善


・髪型/顔の特徴/服装などからオブジェクト選択が可能に


「背景を削除」「被写体を選択」の機能改善


・処理をクラウドサーバで行うオプションを追加


・処理品質を向上するために実装(要インターネット接続)


「カラーを調整」ツールを追加


・画像内で一番“目立つ”色を検出し、キャンバス上で簡単に調整可能


「色相・彩度(補正)パネル」の機能改善


・スウォッチとスライダーを大型化することで調整しやすく


 また、β版アプリでは以下のアップデートが行われる。


・「アクション」パネルの改善


・画像の内容に応じてAIが自動的にパネルの表示内容を変更


・パネルの内容をいちいち変更せずに済む


●Illustratorのアップデート


 ベクターベースのグラフィックスデザインツール「Adobe Illustrator」では、以下のアップデートが行われる。


・パフォーマンスの大きな向上


・メニュー操作の応答性を向上


・フォントナビゲーションの速度を向上


・よく使うエフェクト処理の速度向上


・最大で5倍高速化


「生成塗りつぶし」機能が正式実装


「パターンを生成」機能が正式実装


「ベクターを生成」機能が正式実装


・β版の時に「生成ベクター」と呼んでいた機能


●他のアプリにおける機能改善


 Adobe CCを構成する他のアプリにも、以下の通りアップデートが実施される。


・InDesign(DTPツール)


・「数式」機能の実装


・サードパーティー製ツールを使わずに、数式表記を書き込むことが可能に


Lightroom(写真管理/現像/レタッチツール)


・「マスク」機能の強化


・水/植物/空/葉などに加えて「風景」を検出してマスクを掛けることが可能に


「クイックアクション」の強化


・集合写真におけるレタッチ提案がより精緻に


Premiere Pro(動画編集ツール)


・「生成延長」機能が正式実装


・縦長動画にも対応


・最大解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)から4K(3840×2160ピクセル)に引き上げ


●Adobe Expressにもアップデート


 Web/モバイルアプリベースのコンテンツ作成ツール「Adobe Express」にもアップデートがある。主なアップデート内容は以下の通りだ。


・「アニメーション」機能を強化


・PhotoshopやIllustratorで作ったデザインに弾みや動きを付けられる


・「動画を生成」と連携可能


・法人向けサービスでは「ブランドキット」に準拠させることも可能


動画作成機能の強化


・「動画を生成」機能をβ実装


・「自分を録画」を実装


・いわゆる「セルフィー動画」を撮るための機能


「スピーチを強調」を実装


・動画内の音声の発話要素を強調可能


・自分を録画機能との連携も可能


「Vimeo」への直接公開機能を実装


・アドオンを介して実現



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