千葉県鴨川市で計画されている国内最大級のメガソーラー建設を巡り、市は24日、事業者の「AS鴨川ソーラーパワー合同会社」(同市花房)を相手取って民事調停を申し立てる方針を明らかにした。28日開会する臨時市議会で議決され次第、千葉地裁館山支部に申し立てる。
市とAS社は、計画地の造成工事に伴って災害防止措置をとることなど5項目の協定を結んでいる。本体工事の着工を前に、市は協定順守についてAS社に協議を申し入れてきたが回答がないという。このため民事調停で、5項目の履行と市民対象の説明会開催について話し合う場を求めるとしている。
佐々木久之市長は24日の記者会見で「工事を止めることはできないが、事業者の対応は誠実さに欠けており、憤りをおぼえる」と述べた。【岩崎信道】
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