
何をもって「高学歴」とするかは、人それぞれの価値観や立場によって異なるようだ。
東京都に住む50代の男性(ソフトウェア関連のITエンジニア/年収1300万円)は投稿を寄せ、「高学歴」について「基準はないと思う。法律でなにか決まっているわけではない」と指摘した。その上で、
「高卒の人は大卒が高学歴だと思うかも知れないし、院卒の人は学部卒は高学歴とは思わないかもしれない」
と、学歴の捉え方は相対的なものだという考えを示した。(文:天音琴葉)
「どっちが上とか下とか、そんなことは考えたことはない」
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日本では大卒が多い理由について、次のように推測する。
「大卒以上でないとできない職業、資格というのが結構あるので、選択肢を狭めないためとりあえず大学まで進学という人がいると思うが、修士以上はなにかしらやりたいこと、目的意識がある人以外は基本的にいかないと思う」
そして、学歴と人生の幸福度は必ずしも一致しないと強調する。
「高学歴が高収入や人生の幸せにつながるわけではないし、あくまで各個人の選択で他人の学歴など気にする必要はない」
自身はイギリスの大学で修士号を取得したという男性だが、学歴による優劣意識はないと続けた。
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「私は海外の修士卒ですが、どっちが上とか下とかそんなことは考えたことはないです。 大学の内容や位置付けも国により異なるので、一概に比較はできない」
アメリカの名門大学では学部教育でリベラルアーツ、つまり一般教養を重視し、専門研究は修士課程以降となるケースが多く、結果的に修士卒以上の割合が日本より高い傾向がある、といった事情も挙げた。
社会人歴が長いほど、学歴は物を言わなくなり、経験や実績が物を言うだろうか……。
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