なでしこジャパン20歳・松窪真心「やっとスタート地点に立てた」代表定着目指し米国で奮闘中、期待の新星が描く未来図

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2025年04月25日 15:04  TBS NEWS DIG

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サッカー女子日本代表・なでしこジャパンのMF松窪真心(20、ノースカロライナ・カレッジ/アメリカ)が25日、オンライン取材に応じた。

去年10月、なでしこジャパンに初招集された松窪。そこから半年、「なでしこジャパンがより近い目標になったというか、少し兆しが見えたからこそ、もっと頑張りたいなっていう欲が増えました」と意識の変化を語った。

去年12月に就任したニルス・ニールセン監督(53)は、「主導権を握るサッカー」をテーマに掲げている。抜群のアプローチスピードで、前線から相手を二度三度追う松窪のプレースタイルは、指揮官の掲げるサッカーを体現する上で、大きなカギを握ると言える。

そのプレースタイルの原点を問うと、幼少期の記憶をたどりながら、「本当にただ、自分がボールが欲しいから自分が奪いたいっていう、多分そんな感じだったと思います。前でとにかく早くボールを奪って攻撃したい。構えて、構えて、構えてみたいな守備が自分はあまり好きじゃないから、勝手に寄って後ろの人についてきてよっていう感じだったんだと思います」と“感覚派”の松窪らしい答えが返ってきた。

松窪は現在、アメリカ・NWSLのノースカロライナ・カレッジでプレーしている。155cmの小柄な体格で奮闘する日々を、「アメリカに来て真っ向勝負じゃ勝てないって思いました。今までは真っ向勝負していたんですけど、日本にいる時は。けど、アメリカに来て真っ向勝負じゃ勝てないので。心に秘めているんですけど、ギラギラ感は減りました」と笑い飛ばす。それでも、タイミングとポジショニングを意識して、戦っているという。「少しでも自分がボールに早く追いつけるようなタイミング(で動き出す)とか、ボールを受ける時も、いかに相手と相手と相手の間、本当に本当の中間、1mでも2mでも本当に気をつかうようになりました」と、体格差を補う工夫を説明した。

憧れの選手にあげたのは、元なでしこジャパンの岩渕真奈さん。「小柄だと思うんですけど、世界で活躍していたし、日本代表として引っ張っていっていたので、そういうプレーヤーに自分はなりたいなとは思います」と、なでしこジャパンでの未来図を描きながら、「やっとスタート地点に立てたなっていうのはあるんですけど、自分のポジション的にも、数字が出たら、結果が直接関わってくるところだと思うんで。(ゴールを)狙いながらも自分の課題にしっかり向き合って少しずつステップアップできたらいいなと思います」と、着実なステップアップを誓った。

 ■松窪真心(まつくぼ・まなか)
2004年7月28日生まれ、鹿児島県出身。身長155cm。
2024年9月、FIFAU-20女子W杯準優勝。翌月、なでしこジャパン初招集。
A代表通算4試合出場。

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