<陸上:学生個人選手権>◇25日◇神奈川・レモンガススタジアム平塚◇男子100メートル準決勝3組
昨夏のパリオリンピック(五輪)400メートルリレー代表の柳田大輝(21=東洋大)が10秒09(追い風1・8メートル)で全体1位となり、26日の決勝へ駒を進めた。
今季の国内初レースで自己ベストまで0秒07と迫る好タイムをマーク。約4時間前の予選のタイムから0秒45短縮させた。ただ、目標タイムは10秒08だったため、フィニッシュ後は「くそ!」と悔しさをあらわにした。「もうちょっと記録が良ければよかった。僕らしいと言えば僕らしいかもしれないですけど、悔しかったです」と苦笑した。
パリ五輪イヤーとなった昨季は100メートル代表の有力候補と目されながら、最終選考会となった6月末の日本選手権は3位。出場権獲得ラインの2位まで、同タイム着差ありで及ばなかった。
雪辱に燃える今季は、9月の世界選手権東京大会100メートルの参加標準記録(10秒00)突破を狙う。3月にオーストラリアで2レースをこなし、この日は国内初戦で10秒0台に乗せたが「標準はゴールではない」ときっぱり。代表権獲得へ「国内で負けていたら、世界陸上の決勝なんて口だけになってしまう。走るからには常に1番でゴールできるようにやっていきたい」と力を込めた。
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全体2位は同組の愛宕頼(東海大)で10秒14。同3位は2組の大石凌功(東洋大)で10秒16(追い風0・4メートル)だった。
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