▲競馬メディアなどで活躍を続ける細江純子さん(撮影:福井麻衣子)【細江純子=コラム『ホソジュンの幸せ馬房』】
◆フローラSの見解
先週の皐月賞、今回も終わってみればモレイラ騎手の巧さが際立つものでした。
もともとスタートがユックリな上、一完歩目にバランスが崩れやすいところもある馬を、初コンビながら真っすぐにだし、しかもその後、直ぐにクロワデュノールの後ろにつけようと誘導。
また向正面では苦しい状況になりながらも、4コーナーでは前を射程圏内にいれてのポジションニングで運んでおり、まさにマジックとしかいいようのない騎乗振り。さすがモレイラ騎手という内容でした。
またミュージアムマイルは前走が本命だったことに加え、朝日杯FSの走り&前回の敗因に、レース前はクロワデュノールとの1点だと思い対抗にしていたのに、気づけば桜花賞に引き続き馬券はトリガミ…。
今週こそは絞った馬券を考えなければデスが、私=トリガミキャラに喜ぶ周囲の笑顔に、そこもそこで裏切られない気持ちに…。
しかも最近、よく言われるのは、「純ちゃんの関西テレビのYouTubeの注目馬で馬券とらせてもらっている。あのままでいいのに」と、川島壮雄くんとの配信を見てくださっている方々からの声。
本当にその通りで、実に複雑です。
また複雑と言えば、今週月曜日は今までにない仕事の依頼を受け渋谷のスタジオに行ってきました。恥ずかしさが先行し、今もなおソワソワした気持ちですが、50歳を過ぎて新たな経験をさせてもらえるということは中々なく、感動&感謝。
しかしその一方で、来月中旬あたり、世間様からの厳しい声やツッコミもありそうで怖さを抱えており、今週は複雑な心境の中、時を過ごしています。
さて今週から競馬の舞台は東京、京都へと移ります。日曜の東京で行われるフローラステークスですが、皆、一長一短。
前半部分の折り合いがスムーズならば、エストゥペンダの末脚に魅了されますし、開幕週の馬場で単騎逃げができればルクスジニア、また開幕週は向かない気もしますが、折り合い面&距離が延びる点は確実にプラスと思えるゴーソーファー、テンションは気になりますが2000mで2連勝中のヴァルキリーバース。そしてレース振りの巧さが武器となりそうなブラックルビー。
この5頭を中心に、あとは開幕ゆえ内目の枠を考慮して買い目を決めます。
それでは皆さん、ステキな週末を。ホソジュンでしたぁ。
(文=細江純子)