今季、“フル稼働”を続けてきたダロト [写真]=Getty Images マンチェスター・ユナイテッドを率いるルベン・アモリム監督が、27日に控えたプレミアリーグ第34節ボーンマス戦に向けた会見に出席し、同クラブに所属するポルトガル代表DFディオゴ・ダロトの欠場を明言した。イギリスメディア『スカイスポーツ』が26日、同監督のコメントを伝えている。
今シーズン、ダロトはエリック・テン・ハフ前監督の下では両サイドバック、アモリム監督の下では両ウイングバックとして主軸の座に君臨。ここまで行われた公式戦51試合のピッチに立ち、3ゴールを記録している。欠場したのはプレミアリーグ第21節サウサンプトン戦のみで、途中出場した試合も2試合のみと、圧倒的な稼働率で貢献を続けてきた。
だが、アモリム監督のコメントによると、ダロトはしばらくにわたって戦線を離れることになるという。「ディオゴ・ダロトはボーンマス戦を欠場する。どれほどの期間にわたって離脱するのかは、現時点で読めていないが、ここから先の数試合には出られないだろう」と明かした。
マンチェスター・ユナイテッドにとって、今季のプレミアリーグはボーンマス戦も含めて残り5試合。ヨーロッパリーグ(EL)では準決勝に残っているため、最大でも今季残りの公式戦は8試合となっている。このような状況のなか、残るシーズン中にダロトが公式戦のピッチに戻ってくることができるか否かを問われたアモリム監督は、「その(シーズンアウトになる)可能性はあるが、現時点ではわからない。毎週毎週、彼の状態をチェックして、最適な判断をするつもりだ」と返答。一方で、「彼は復帰に向けて懸命に取り組んでいる。もしかすると、想定よりも早く復帰することができるかもしれない」とも言葉を残した。
なお、ダロトの負傷箇所はふくらはぎとのこと。アモリム監督は「今シーズンを通して、彼は常にピッチに立ち続けてきた。出場時間をコントロールしようともしたが、何人かの選手は、日程面を考慮しても多くの時間プレーしなければならない。それに対応する準備ができていないと思われる選手は、順に守らなければならないが、その中で今回の問題が起こってしまった」と、ケガに至った経緯を説明した。
マンチェスター・ユナイテッドはしばらくの間、ウイングバックの主力を欠くこととなるが、一方で一部の負傷者は戦線復帰に近づいているようだ。アモリム監督は「アマド(・ディアロ)、マタイス(・デ・リフト)はもうすぐのところまできている。ただし、他のケガ人の状況は以前と変わらない」と話した。
【ハイライト動画】現在ユナイテッドはプレミアリーグ2連敗中