Apple Watch Series 10を解説 【崖っぷちのドミノの“かたじけない!”・7】結論から言います。「Apple Watch Series 10」は「買い」です。今回は、「私のいち推し!大好きなモスバーガーのメニュー」になぞらえて、その魅力をお伝えします(ちょっと無理があるかも?)。
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●薄さと装着感が全く違う
気づけば10世代目。Apple Watchの進化。初代Apple Watchが登場してから、あっという間に10世代目。上位・下位モデルを含め、ラインアップも豊富になりました。
発売当初は「デジタル時計にしては高すぎる」と感じた人も多いのではないでしょうか。私もその1人でした。しかし、Appleファンの腕にはいつもApple Watchがあり、そのブランド力を実感しました。私が初めて購入したのはSeries 3。それ以降、新製品が出るたびにIT系ライターのレビューを参考にしながら購入を検討するようになりました。今回はSeries 9を持っていたこともあり、買い替えは見送るつもりでした。
しかし、実際にSeries 10を着けてみて考えが変わりました。薄さと装着感がSeries 9とは全く違い、その瞬間に「買い」を決めました。
数字でみると、Watch 9が41mmと45mmで、10が42mmと46mm、と1mmずつ大きくなってディスプレイの表示領域が大きくなりましたよね。昔、なぜApple Watchは丸いデザインにしないのかと思っていましたが、四角なら文字情報も読みやすく、今回のように表示する範囲が広がると年寄りにもとても使いやすいデバイスになっています。
さらに、ディスプレイの解像度と表示領域が拡大だけでなく広視野角OLEDが追加され、斜めからみたときの明るさが向上しているのも、うれしい性能アップです。厚さだとWatch 9が10.7mmでWatch 10は9.7mmと1mm薄くなっています。この1mmが結構大きく装着感が向上していると感じました。
ただし、数字で比較して決めるよりは実際の肌感覚やみた感じなどで決めた方が良いと思います。私も年々ネットでの購入も多くなりましたが、デバイスに関しては必ず実際に触ってからにしています。キーボードやマウスなども、指のフィット感で決めています。
薄くて軽い本体は、まるで「モス野菜バーガー」のようにヘルシーでスマートです。あと、購入して「あれっ?」て思ったのがスピーカー・マイクの性能が上がったことです。今、プロのミュージシャンに混ざってバンドの練習を始めました。スタジオで練習の時Watch 10のマイクで録音したら、とてもバランス良く録音されています。練習レベルなら各パートの音もちゃんと聞けるし、これで十分だと思いました。スピーカーも聞きやすくなっているので、ぜひお試しあれ。
●充電が早い! 睡眠の邪魔にならない
Apple Watch Series 10は、Series 9よりも充電がさらに速くなったと感じます。朝の忙しい時間でも、短時間でフル充電できるのは助かります。
例えば、朝6時に起床し、身支度をする間に「今すぐフル充電」を選択すれば、家を出るまでに充電完了。Series 9までは、日中に使用したら、夜は充電していました。どうしても朝の短い時間で充電ってバッテリー負荷が気になって、寝る時に一晩充電と思っていました。今はお風呂の時間に充電して、そのまま装着。
そして、睡眠中の「呼吸の乱れ」をモニタリングできるので、健康管理にも役立ちますね。ちゃんと眠れているのか、数値で見てどうしたら改善できるのかなど、ドクターに聞いたりしています。
高速充電の便利さは、朝モスメニューの「ソイモーニングバーガー」ですかね。しゃきしゃきのレタスも、ソイパティの触感もたまりません(マイナス4Cの氷水で冷やしているってTVで見ました)。
睡眠時に装着し続けることに抵抗がある人もいるかもしれませんが、Apple Watch Series 10の装着感は非常に快適。むしろ、フィット感は本体よりベルトによる影響が大きいため、ベルト選びが重要なんです。私のおすすめはNikeスポーツループ。通勤時がスポーツループ、プライベートで季節や場所に合わせてベルトやカバー、バンパーを変えています。さらに、文字盤もその日のコーディネートに合わせて変更すれば、まるで何本もの時計を持っているような満足感が味わえます。
●Apple Watchの設定って?
今回の買い替えでは、新たな設定はほぼ不要ですが、「ダブルタップ」の機能が追加されましたね。「アクセシビリティ」のどちらかを選ぶことになります。私はSeries 9でアクセシビリティの操作に慣れてしまったので、今回は「ダブルタップ」の設定をオフにしました。
モスバーガーで例えるなら、「フレンチフライポテトにするか、オニポテにするか」といった感じでしょうか。皆さんも、設定はWatch本体ではなく、iPhoneのWatchアプリから行いますよね。
特に「すべてのアプリ」の表示設定ですが、初期画面では多くのアイコンが並ぶため、よく使うアプリをタッチ&長押しして、みやすい位置に配置するのがおすすめです。「集合写真でカメラを起動して撮影」なんて、咄嗟に使いたい時にアプリを探さなくてすみます。良く使うアプリなどを整理しておくと便利です。
意外かもしれませんが、Apple Watchでもスクリーンショットが撮れるの知っていますか。設定は簡単で、iPhoneのWatchアプリの「一般」からスクリーンショットをオンに設定。あとは、Watchの Digital Crownとサイドボタンを同時に押せば撮影完了。しかも、撮影した画像は即座にiPhoneの写真アプリに保存されています。
最後に、必ず設定しておきたいのが「緊急SOS」の緊急連絡先。私は妻と2人の子ども、計3人を登録しています。「転倒検出」も常にオンにしておくと安心です。
それと、ユーザーガイドの一読は、ぜひ。 知らないことがこんなにあるんだって感じです。モスバーガーなら「モスの菜摘」「低アレルゲンメニュー」などの豊富なメニューですかね。
●いつまで使えるのか? iPhone 12 Pro Max
私は現在、iPhone 12 Pro Maxを使用しています。カメラの性能や音楽・動画再生・ブラウジングやSNS利用において、今のデバイスで十分満足しています。そこで気になるのが、最新のApple Watchといつまでペアリングできるのかです。iPhoneの機種変するタイミングは、AppleWatchの対応のタイミングだと私は思っています。watchOS 11を利用するには、iOS18を搭載したiPhoneXS以降のモデルが必要となるので、まだ使えますが、今後いつまで機種変しないで使えるのかがちょっと心配です。
●まさに「買い」のデバイス
結論として、Apple Watch Series 10は薄くて軽く高速充電や健康管理機能も充実した、まさに「買い」のデバイスだと思っています。Apple Watch上で動作するアプリも沢山ありますが、皆さんはどのくらい活用しているでしょうか。
私はワークアウト(アクティビティをみて、あとどのくらい体を動かすかを考える)、散歩やサイクリングの際のアップルミュージックの操作、メール通知、読み上げ、Lineの表示、撮影のシャッター、飲み忘れをしないよう薬の服用服用リマインド表示程度ですが、いろんな情報を手元でみるって、すごく便利なデバイスだと思います。
ぜひ、Apple Watch Series 10で快適なスマートウォッチライフを楽しんでみてください。かたじけない。(崖っぷちのドミノ)
崖っぷちのドミノ
1960年3月生まれ。現在64歳で会社員人生はあとわずかの管理職です。部下の多くは女子で娘が大勢いる感じ。中学、高校とブラスバンドでパーカッション担当。その時代の当たり前の流れで同級生とバンド結成し、大学、社会人1年生ぐらいまで活動したドラマー。就職は独立系ソフト会社に入社。その後、気づいたら汎用機の開発技術者を13年間経験、その後、今の会社に入社。