
あなたは毎月の支出のなかで、「無駄なんだけどなかなかやめられないな」と思うものはありますか? 全国の男女500人を対象に聞いたところ、1位は「コンビニでの買い物でした」。
株式会社R&Gによる調査で、2025年3月にインターネット上で実施されました。多くの人が「やめてよかった」と感じている無駄な支出のランキングについて、調査を行った同社の解説とともに紹介します。
▽第1位:コンビニでの買い物(24.4%)
「コンビニエンスストアは便利ですが、スーパーと比較すると価格が高めに設定されている商品が多く、家計を圧迫します。実際に「コンビニ弁当の購入をやめたら、バランスの良い昼食を取れるようになった」「無駄な支出が減り、ダイエットにもなった」「スーパーで買った方が安いから」といった声が寄せられています。
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▽第2位:使っていないサブスク(20.8%)
動画・音楽配信サービス、サプリメントや化粧品の定期購入、洋服レンタル、月払いのジムなど、さまざまなサブスクリプションサービスがありますが、「契約したものの、あまり利用していない」というケースは少なくありません。不要なサブスクの定期的な見直しによる効果が伺えます。
▽第3位:外出先で買う飲み物(12.0%)
自動販売機やカフェで気軽に購入できる飲み物やお菓子。1回の支払いは数百円程度でも、毎日積み重なると大きな支出となります。これは「ラテマネー」とも呼ばれ、水筒を持参するなどの工夫で、無駄な出費を抑えられます。
▽第4位:過度な嗜好品の購入
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菓子パンやスナック菓子などの嗜好品は、リラックスやリフレッシュに役立ちますが、適度に楽しむレベルを超えると家計の負担になるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。嗜好品の見直しが節約と健康改善につながると思われます。
▽第5位:外食の費用
一般的に外食は自炊よりも費用が高くつくため、頻度や予算を見直すことで節約につながります。また、自炊は栄養バランスを考えた健康的な食生活を送れるメリットもあります。
▽第6位:高いスマホキャリア料金
大手キャリアのスマホ料金は、月額料金が高額になる傾向があります。格安SIMへ乗り換えると、月々の費用を大幅に削減できます。キャリア変更による家計改善効果の大きさが伺えます。また、キャリアを変えずに、不要なオプションプランを解約するだけでも節約につながります。
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▽第7位:衝動買いでの無駄遣い
買う予定のなかったものを、その場の感情や安さにつられて買ってしまう衝動買い。購入前に「本当に必要か」「使うか」を考える習慣が大切です。
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また「無駄な支出をやめること」については、約4割が不安を感じていました。不安を感じていた194人にその理由を聞いてみたところ、最も多かったのは「なかったら困るかもしれない(24.7%)」で、ついで「ストレスが溜まりそう(20.1%)」、「手間がかかりそう(14.9%)」と続いています。
一方で、「無駄な支出を辞めてみて困ったことがあるか」という質問に対しては「困らなかった」という回答が実に86.2%に上りました。多くの人が、思ったほど困ることなく無駄な支出を削減できたと感じているようです。「かなり困った」「少し困った」と回答した人がやめたものとしては「嗜好品」「コンビニでの買い物」が多く挙がりました。嗜好品には依存性があるものや生活の一部になっているものも多く、コンビニはその便利さから完全に利用をやめることが難しい場合もあるようです。
【出典】
株式会社 R&G