キックオフ直後に先制ゴールを奪ったマフレズ [写真]=Getty Images AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)準々決勝が26日に行われ、アル・アハリ・ジッダ(サウジアラビア)とブリーラム・ユナイテッド(タイ)が対戦した。
今季のACLE準々決勝以降は、『ファイナルステージ』と題され、サウジアラビアで集中開催される。“地元”開催となるアル・アハリ・ジッダは、西地区のリーグステージを7勝1分と無敗で駆け抜け、アル・ヒラルに次ぐ2位で通過。ラウンド16ではアル・ラーヤン(カタール)を2戦合計5−1で退け、準々決勝へ駒を進めた。
対するブリーラム・ユナイテッドは、東地区のリーグステージを3勝3分2敗の成績で6位で終えると、ラウンド16ではジョホール・タルル・タグジム(マレーシア)に2戦合計1−0で勝利し、準々決勝につながる切符を手にしている。
そんな両者によるゲームに向けて、アル・アハリ・ジッダはGKエドゥアール・メンディ、フランク・ケシエ、リヤド・マフレズ、ロベルト・フィルミーノ、イヴァン・トニーと錚々たるメンバーをスタートから送り出す。試合はキックオフ直後の4分に動き、アル・アハリ・ジッダは敵陣でのハイプレスでボールを奪い取り、フィルミーノからのスルーパスに抜け出したマフレズが、ボックス右から右足でシュートを突き刺す。続く6分には、最終ラインからボールを持ち出したロジェール・イバニェスからのスルーパスで、背後へ飛び出したガレーノがGKの股下を射抜くシュートを沈めた。
だが、ブリーラム・ユナイテッドも簡単には引き下がらない。8分、メリフ・デミラルからボールを奪ったマルティン・ボアキエが、ペナルティエリア内で倒される。主審は1度PKを宣告したものの、OFR(オンフィールドレビュー)の結果、PKは取り消しとなった。
難を逃れたアル・アハリ・ジッダは31分、マフレズの蹴った左コーナーキックをデミラルが頭で逸らし、最後はファーサイドに詰めていたフィルミーノが押し込んで3点目をゲット。後半へ折り返してからは、次の1点が生まれないまま時計の針が進んだが、ブリーラム・ユナイテッドに付け入る隙を与えない。
後半アディショナルタイムにはガレーノが倒され、アル・アハリ・ジッダにPKが与えられたが、再びOFRの末、PKの判定は取り消し。試合はこのままタイムアップを迎えた。
この結果、3−0で快勝したアル・アハリ・ジッダが、準決勝進出を果たした。勝利したアル・アハリ・ジッダは、29日に控えた準決勝で、アル・ヒラルとの同国対決に臨む。
【スコア】
アル・アハリ・ジッダ 3−0 ブリーラム・ユナイテッド
【得点者】
1−0 4分 リヤド・マフレズ(アル・アハリ・ジッダ)
2−0 6分 ガレーノ(アル・アハリ・ジッダ)
3−0 31分 ロベルト・フィルミーノ(アル・アハリ・ジッダ)