
■陸上 ダイヤモンドリーグ第1戦 厦門大会(日本時間26日、中国・厦門)
陸上の世界トップ選手が集うダイヤモンドリーグ(DL)が26日に、中国・厦門で開幕した。日本からは5選手が参戦し、男子110mハードルの日本記録保持者・村竹ラシッド(23、JAL)が13秒14で東京世界陸上の参加標準記録13秒27を上回り2大会ぶりの代表に内定。
さらに男子3000m障害でも三浦龍司(23、SUBARU)が3大会連続の代表に内定した。
日本からは他に3選手が参戦。男子100mのサニブラウン アブデルハキーム(26、東レ)は今季初戦に臨み10秒42(10着)をマーク。男子110mハードルには村竹と共に日本記録保持者・泉谷駿介(25、住友電工)も出場し13秒39の8着でフィニッシュした。ダイヤモンドリーグデビューとなった豊田兼(22、トヨタ自動車)が五輪非種目の300mハードルに出場し、34秒22で3位に入った。
また海外勢も五輪や世界陸上の金メダリストが顔をそろえた。初参戦の豊田が出場した男子300mハードルでは東京オリンピック™、世界陸上ブダペストの覇者・K.ワーホルム(29、ノルウェー)が33秒05の世界新記録を叩き出して優勝。本業の400mハードルでも世界記録を持っている。
世界記録こそ出なかったが、男子棒高跳・A.デュプランティス(25、スウェーデン)や女子走高跳・Y.マフチク(23、ウクライナ)もダイヤモンドリーグ開幕戦を優勝で飾った。9月の東京世界陸上に向け、トップ選手たちが早くも激戦を繰り広げた。
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【日本選手の結果】
■男子100m
10位 サニブラウン アブデルハキーム 10秒42
■男子110mハードル
2位 村竹ラシッド 13秒14
8位 泉谷駿介 13秒39
■男子300mハードル
3位 豊田兼 34秒22
■男子3000m障害
6位 三浦龍司 8分10秒11
【優勝者】
男子100m:A.シンビネ(南アフリカ)9秒99
男子400m:B.ヌドリ(ボツワナ)44秒25
男子110mハードル:C.ティンチ(アメリカ)13秒06
男子3000m障害:S.フィレウ(エチオピア)8分05秒61
男子棒高跳:A.デュプランティス(スウェーデン)5m92
男子走幅跳:張溟鯤(中国)8m18
男子300mハードル:K.ワーホルム(ノルウェー)33秒05
女子200m:A.バトル(アメリカ)22秒41
女子1000m:F. キピエゴン(ケニア)2分29秒21
女子5000m:B.チェベト(ケニア)14分27秒12
女子100mハードル:D.ウィリアムズ(ジャマイカ)12秒53
女子走高跳:Y.マフチク(ウクライナ)1m97
女子砲丸投:J.シルダー(オランダ)20m47
女子円盤投:V.オールマン(アメリカ)68m95
ダイヤモンドリーグは次戦5月3日に中国上海・柯橋で開催される。日本からは女子やり投の北口榛花(27、JAL)やDL初参戦の駒澤大学・佐藤圭汰(21)が男子5000mに出場する。