【競馬予想】フローラSで狙える穴馬2頭 春のGIシリーズ後半戦へ、資金ゲットのチャンスを逃すな

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2025年04月27日 07:10  webスポルティーバ

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 春のGIシリーズが中休みとなる今週、GIオークス(5月25日/東京・芝2400m)のトライアル、GIIフローラS(東京・芝2000m)が4月27日に行なわれる。

 過去10年の結果を振り返ってみると、とにかく波乱含みの一戦と言える。なにしろ、1番人気はわずか1勝。2着も2回あるだけだ。一方で、伏兵の台頭が目立ち、ふた桁人気の馬も馬券圏内(3着以内)にしばしば突っ込んできている。

 おかげで、馬連の配当はすべて1000円超え。なんと平均配当は1万511円に及ぶ。当然ながら、3連単はすべて万馬券。そのうち、10万円超えの高額配当が5回もある。

 となると、馬券検討は最初から"荒れる"ことを想定しておいたほうがいいかもしれない。現に今年も「(出走馬の)大半が1勝馬。十分な賞金を得ている馬も、力が抜けた馬もおらず、混戦の様相です」と、研究ニュースの藤田浩貴記者は言う。

 そんな藤田記者が注目するのは、カムニャック(牝3歳)だ。

「圧巻だったのは、新馬戦(8月11日/中京・2000m)。全体時計こそ平凡でしたが、レース後半の最後の2ハロンが10秒9−10秒9という速い上がりにあって、後方から余裕綽々で差しきり勝ち。ポテンシャルの高さは疑いようがありません。実際、主戦の川田将雅騎手もデビュー前からその素質を高く評価していました。

 新馬戦を快勝したあとは、GIIIアルテミスS(6着。10月26日/東京・芝1600m)、リステッド競走のエルフィンS(4着。2月10日/京都・芝1600m)と連敗を喫していますが、状態面に加えて、展開やトラックバイアスの影響によって泣かされている印象が強いです。

 それに、この中間はデビュー前の躍動感ある動きが戻ってきた様子。川田騎手が香港遠征のため、今回はアンドレアシュ・シュタルケ騎手が手綱を取りますが、2週前、1週前と稽古でしっかりとコンタクトを取って、乗り替わりへの不安もさほどありません。

 血統背景や体型から、先々はマイル戦を中心とした路線を歩んでいきそうですが、現時点では走りのリズムが固まるまで時間がかかるので、距離があったほうがいいはず。瞬発力は非凡なものがあり、絶好のコンディションが予想される東京の開幕週なら、持ち味を存分に発揮できるでしょう。(評価の)見直しがあってもいいと思っています」

 藤田記者はもう1頭、気になる馬がいるという。初陣を飾ったばかりのエンジェルブリーズ(牝3歳)だ。

「初コースやキャリアの浅さなど克服すべき課題は多いですが、デビュー戦となった既走馬相手の未勝利戦(3月1日/中山・芝1800m)がすばらしい内容でした。2回中山の開幕週で不利な大外枠発走でしたが、力みながらも直線早め先頭から押しきり。7番人気の低評価に反発する、見事な完勝劇を披露しました。

 また、そこで負かした2〜4着馬がその後のレースで勝ち上がり。その点も同馬の価値を上げていて、同馬の秘めた能力の高さも証明されたのではないでしょうか」

 母は2017年のGI桜花賞を8番人気で制したレーヌミノル。母と同じく、大舞台での一発へ期待が膨らむ。

「あふれ出る前進気勢は母譲り。その気性面は若干気がかりで、距離延長に対応するうえでのカギになると見ています。

 それでも、中間の雰囲気からは極端にテンションが高ぶっている様子はなく、陣営が細心の注意を払いながら調整しているのがうかがえます。平常心でレースに挑んで、その能力を発揮できれば、重賞でも通用するだけの資質は秘めていますよ」

 好配当が見込めるオークストライアル。ここに挙げた2頭が、春のGIシリーズ後半戦への豊富な資金をもたらしてくれるかもしれない。

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