
【動画】イベントで追悼のひと時を過ごした夫妻
Peopleによると、夫妻は自身の慈善団体アーチウェル財団と共同で、ミッドタウンのThe Perchにて、「ロスト・スクリーン・メモリアル」と名付けたアートイベントを開催した。会場内には、50台のスマートフォンが設置され、亡くなった子どもの写真がロック画面に表示される。これらの写真は、アーチウェル財団が立ち上げたペアレンツ・ネットワークを通じて、遺族から提供されたものだそう。会場を訪れた夫妻は、招待された遺族50組と会話を交わし、追悼のひと時を過ごしたという。
妃は取材に対し、「この何年か私達が一緒に活動してきた家族の皆さんです。世界がいかに分断しようとも、様々な意見があろうとも、これだけは確かです。子供たちは安全であるべき。私達の子ども全員が安全でなければなりません。今夜、ここに集まった物語が、それを確固たるものにしてくれたらと思います」とコメント。
「ここに掲載された子ども達は、病気ではありませんでした。死は避けられるものでした。彼らは誰でも遭遇しうる有害なオンラインコンテンツに晒され、その多くは押し付けられたものでした。デジタル空間で搾取されたり、グルーミングされたり、餌食にされるべき子など1人もいません。プラットフォームにとっては、子供たちは統計上の数字でしかないかもしれませんが、家族にとっては、大切で、掛け替えのない存在なのです」と続けた。
夫妻とアーチウェル財団は、2023年に、世界メンタルヘルスデーを記念して、ペアレンツサミットを開催。2024年8月に、ソーシャルメディアの被害を受けた家族を支援するため、ペアレンツ・ネットワークを立ち上げるなど、オンライン上の安全性を求め、活動をしてきた。こうした問題には国境がないため、このインスタレ―ションを世界中で展開したいと考えているそうだ。
|
|