FA杯決勝進出に貢献の鎌田大地、現地メディアから賛辞「創造性豊かなプレーを…」

　クリスタル・パレスに所属する日本代表MF鎌田大地に高評価が与えられている。

　FAカップ準決勝が26日に行われ、クリスタル・パレスはアストン・ヴィラと対戦。31分にエベレチ・エゼのゴールで先制すると、58分にはイスマイラ・サールが追加点をマーク。さらに、90＋4分にはサールがダメ押しゴールを決め、3−0で快勝した。

　この結果、クリスタル・パレスは2015−16シーズン以来、9シーズンぶり3度目となるFAカップ決勝進出に。なお、イギリスメディア『Squawka』は、クラブ創設164年の歴史で初となる主要トロフィーの獲得まであと1勝となったことを伝えている。

　この試合にフル出場した鎌田は攻守においてチームに大きく貢献を果たした。試合後、選手採点を発表したイギリスメディア『フットボール・ロンドン』は鎌田にチーム2位タイとなる「8」点をつけた。

　寸評では「中盤で多くのこぼれ球やルーズボールを拾った。精力的にディフェンスを固め、パレスのキーエリアでの攻防を支えた。攻撃でもパレスを支え、残り10分のところではサールに鮮やかなクロスを送るなど、創造性豊かなプレーを見せた」と賛辞が送られている。

　また、イギリス紙『イブニング・スタンダード』でも鎌田はチーム2位タイとなる「7」点がつけられ、「（オリヴァー・）グラスナー監督がウィル・ヒューズやジェフェルソン・レルマではなく、鎌田を中盤で起用したことは大胆な判断だったが、それが功を奏した。日本人ミッドフィルダーは最高のプレーを見せた。そして、アシストにも近づいたが、終盤のサールのヘディングシュートは枠を外れた」と称賛している。


【ハイライト動画】クリスタル・パレスvsアストン・ヴィラ