
(左から)パーソナリティの山崎怜奈、浜島直子さん
◆“衣食住”ではまったく書けずに…
れなち:エッセイ集「キドアイラク譚」は、浜島さんが日常のなかで感じた喜怒哀楽のエピソードが綴られていますが、“喜怒哀楽で章をわける”って珍しいなと思いました。
浜島:最初は喜怒哀楽じゃなくて“衣食住”で書こうと思っていたんです。だけど、不思議なことに(衣食住では)まったく書けなかったんですよ(苦笑)。最初の“喜”のパートで、私が東京に出るときに母が持たせてくれた計量カップの話を書いているんですけど、それを“食”で書こうと思ったら眠っているみたいに頭がまったく働かなくて。それで、苦肉の策で編集の方に「喜怒哀楽に変更したい」とお願いしました。
れなち:あとは、お子さんとのお話とか、日々のなかで見落としがちなエピソードも載っていますね。
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◆息子に毎日かける「2つの言葉」
れなち:私が本のなかで一番いいなと思ったのは、毎日、息子さんにおまじないのようにかけている言葉があって、それが「あなたは世界一のラッキーボーイだよ」と「あなたは私の自慢の子だよ」。これを心のなかで思っていても本人に伝えない人も多いと思うんです。
浜島:私自身、北海道からモデルとして1人で東京に出てきたときに、すごく寂しい思いをしながら“でも負けないぞ!”という気持ちで撮影に挑んでいて。そのなかで、おばあちゃんが毎月、私が載った雑誌の発売日に電話をくれて、電話を切る前に「私の自慢の孫だよ」と必ず言ってくれて、それが本当にうれしかったんです。今もその言葉がお守りになっていますし、“おばあちゃんが悲しむようなことはしないようにしよう!”という私の指針になっています。
れなち:その言葉を今は息子さんに言っているのですね。
浜島:“愛情のバトンパス”という感じですかね。
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浜島:「大好きだよ」とかは照れくさくて言えなくても、「ごめんね」や「ありがとう」だったら言いやすいですよね。私は今年で結婚26年目になるんですけど、それでも「ごめんね」と「ありがとう」はさぼらないように言い続けようと思っています。
れなち:素敵! 本当に私も人生の指針にしようと思いました。
<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月〜木曜 13:00〜14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/
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