
登山中の疲れを左右するのは、靴やウェアだけではありません。リュックの軽さや背負い心地も、快適な山歩きには欠かせないポイント。特に日帰り〜1泊2日程度の山行では、必要な装備を無理なく収納できて、長時間背負っても疲れにくい、軽量なリュックが理想です。
そこで今回は、軽くて疲れにくい「登山リュック」のおすすめを紹介します。軽量性・機能性・使いやすさのバランスに優れたモデルを3つピックアップしました。登山はもちろん、街歩きや旅行にも使える、頼れる相棒を見つけてみてください。
●カリマー クリーヴ 30
日帰り登山から1泊2日の山行まで、軽快に動きたい人にぴったりなのが、カリマーの「クリーヴ 30」。Sサイズは約940gと軽量ながら、ヒップベルトは太く、重い荷物もブレずに背負うことができ、疲れにくいのがポイントです。
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中央には縦に大きく開くジッパーがあり、荷物に素早くアクセス可能。行動中にタオルやレインウェアなどが必要になった時もサッと取り出せます。ロールトップ式で容量調整もでき、大型のフロントメッシュポケットには行動食やグローブをまとめて収納可能です。
さらに、長めのコンプレッションベルトでじゃばらマットやポール、パックロッドも装着できるため、装備の自由度も◎。ショルダーハーネスにはポケットもあり、行動しながらの小物の出し入れに便利。軽さ・操作性・収納力を兼ね備えたリュックです。ECサイトでは、3万円前後から販売されています。
●パーゴワークス バディ33
パーゴワークスの「バディ 33」は、1泊2日の山小屋泊程度まで対応する33Lの容量を備えた、重さ約1150gのリュックです。重心が高めに設計された逆台形フォルムで、体への負担を抑えながら安定した背負い心地を実現しています。
メイン気室は身体側から大きく開く設計のため、リュックを下ろしてすぐに荷物へアクセス可能。行動中でもサッとアウターを出し入れできるフロントポケットも便利で、収納力抜群です。
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また、ヒップベルトとバックパネルは取り外して洗えるため、いつでも清潔に保てるのもうれしいポイント。さらに、同ブランドのチェストバッグと組み合わせれば収納力も操作性も格段にアップします。
日常から山旅まで、柔軟に対応してくれる、まさに相棒(バディ)のようなリュックです。ECサイトでは、2万5000円前後から販売されています。
●ミレー ウェルキン 25
ミレーの「ウェルキン 25」は、はじめての登山やハイキングにも安心して使える、シンプルかつ快適性に優れたリュックです。容量は日帰りにちょうど良い25L。重さは810gと軽量ながら、200Dナイロン素材を使用し耐久性も優れています。
また、背面とショルダーハーネス、ウエストベルトには通気性の高いメッシュ素材を使用。汗ばむ季節でも蒸れにくく、長時間の行動も快適にサポートします。
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収納面では、マチ付きのフロントポケットやサイドのメッシュポケット、ポールホルダーなど細やかな装備が満載。ハイドレーションパックにも対応しているほか、2バックルの雨ぶたを備えており防水性も高く、本格的な登山にも対応できます。
16インチのパソコン収納スペースもあり、日常使いになじむのもうれしいポイント。夏の低山や高原ハイク、街との行き来もスムーズにこなせる、軽やかな万能モデルです。ECサイトでは、1万5000円前後から販売されています。