決勝ソロを放ったテオスカー・ヘルナンデス(写真=GettyImages)○ ドジャース 8−4 パイレーツ ●
<現地時間4月26日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースが逆転勝利を収めて連敗を「3」でストップ。大谷翔平選手(30)は「1番・指名打者」でフル出場し、今季初の3長打をマーク。先発登板した佐々木朗希投手(23)は6回途中3失点という投球で勝敗付かなかった。
ドジャースは初回、佐々木がプレーボール第1球で1番クルーズに8号ソロを被弾。外角高めボールゾーンに投じた球速96.8マイル(約155.8キロ)のフォーシームを振り抜かれ、中堅フェンス越えの一発を浴びた。それでも後続3人を落ち着いて打ち取り、わずか9球で初回を終了。1回裏に打線がテオスカー・ヘルナンデスの適時二塁打など2点を奪って逆転に成功した。
佐々木は2回表から3イニングでゼロを並べるも、MLB初勝利の権利がかかった5回表に落とし穴。先頭から連打で無死二、三塁とピンチを招き、一死から先頭打者アーチの1番クルーズに逆転の2点適時打を浴びた。さらに、2番レイノルズには左中間への大飛球を打たれたが、中堅手パヘスがフェンス最上部に手を伸ばして好捕。3登板連続となるパヘスの“ホームランキャッチ”で大量失点は回避した。
逆転を許した直後の5回裏、一死から大谷が右翼線への三塁打で好機を演出すると、フレディ・フリーマンの同点適時打で佐々木の黒星を帳消し。再び1点リードを許して7回裏を迎えたが、その裏に大谷が左中間を破る適時二塁打を放ち、またしても試合を振り出しに戻した。
そして8回裏、先頭のテオスカー・ヘルナンデスが7号決勝ソロ、代打キケ・ヘルナンデスが5号3ランを叩き込み、一挙に4点を勝ち越し。パイレーツとの本拠地3連戦を1勝1敗のタイとなっている。
この試合の大谷は5打数3安打、1打点、2得点、1三振、1盗塁という内容で今季4度目の猛打賞をマーク。第1子誕生立ち合いから再合流後の初長打、初打点に加えて初盗塁を記録し、今季成績を打率.277、6本塁打、6盗塁、OPS.890としている。
また、佐々木は5回2/3、今季最多の93球を投げて5被安打、3四死球、4奪三振、3失点という投球で、この試合もMLB初勝利はならず。今季6戦目を終えて0勝1敗、防御率3.55を記録している。