全世界で大ヒット! 映画「マインクラフト」をベタ褒めするマンガ家が、それでも日本でのヒットに不安を覚えた理由

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2025年04月27日 13:40  ITmedia NEWS

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 4月25日より「マインクラフト ザ・ムービー」が全国の映画館で公開中です。人気ゲーム「マインクラフト」(以下、マイクラ)の実写映画化作品で、公開から4日で興行収入が全世界3億100万ドル(約433億円、1ドル147円で換算)という超ロケットスタートを記録しています。


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 四角いものだらけの異世界に転送された4人の一癖ある仲間たち。考えたものを何でも作り出せるこの世界で、彼らは先住者のスティーブと共にどうサバイバルしていくのか……というのが本作のストーリーです。


 まず、何といってもこの異世界、つまりマイクラの世界の再現度が素晴らしかったです。決してゲームのままというわけではありませんが、実写への落とし込みが見事でした。マイクラをプレイしていればクスリとできる小ネタも散りばめられているので、コアなファンならより楽しめると思います。


 キャスト陣も全員文句なしでした。特にジャック・ブラック演じるスティーブとジェイソン・モモア演じるギャレット。このダメオヤジコンビの絡みが最高に楽しいです。終始イチャイチャしっぱなしのオジサンの掛け合いは見ていてほほえましくなります。


 その他の登場人物もみんな魅力的ですし、そんな彼らが繰り広げるアクションシーンも迫力満点! マイクラのネタもしっかり入っていて見ごたえ満点です。全編通してギャグやコメディが盛りだくさんで、マイクラ好きの子どもたちは大喜びすること間違いなし。またスティーブとギャレットのエピソードは、大人にも刺さるものになっているので、親子で楽しめる映画に仕上がったと思います。


 ただ、残念なことに今作のコメディやギャグは、かなりアメリカンな内容で、正直ボクには全くといっていいほど刺さりませんでした。北米を始め、全世界で評判が良いのは納得できます。日本でも子どもウケは良いでしょう。ただ、ボクのように感じる日本人は少なくないかもしれません。


 とはいえ、実写版マイクラは文句なく傑作といえます。とにかく頭を空っぽにして見られるポップコーンムービーになっていますので、今年のゴールデンウィークは気楽にマイクラを楽しむのも良いかもしれませんよ。


●著者紹介:サダタロー


1998年にテレビ番組「トロイの木馬」出演をきっかけに漫画家デビュー。代表作は「ハダカ侍」(講談社、全6巻)、「ルパンチック」(双葉社、1巻)、「コミックくまモン」(朝日新聞出版、既刊7冊)など。現在、熊本日日新聞他で4コマ漫画「くまモン」を連載中。Pixivはsadataro、Twitterは@sadafrecce。


●連載:サダタローのゆるっと漫画劇場


漫画家のサダタローさんが、世界初の電脳編集者「リモたん」と一緒に話題のアレコレについてゆる〜く語るまんが連載。たぶん週末に掲載します。連載一覧はこちら。過去の連載はこちらからどうぞ。



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  • コナンともどもゴールデンウィーク映画の大本命ですな
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