Windows 10サポート終了(EOS)に伴うPCの入れ替え BCNの社内シンクタンクであるBCN総研は3月に、「法人向けPCに関する調査」を実施した。対象は企業でPCの導入に関わっている男女20〜60代の400人。Windows 10のサポート終了(EOS)に伴い、PCのリプレースが促進されることや、AI処理に特化したAI PCの登場などを踏まえて、PCのリプレース動向やAI PCの導入意向を探った。
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勤めている企業で、Windows 10のEOSに伴ってPCの入れ替えを行うか訊くと、「入れ替える」が31.8%で最も高い比率となった。加えて、「すでに入れ替えた(入れ替え中を含む)」は16.3%で、合計すると48.1%がEOSに伴い、PCの入れ替えを行うことが分かった。
また、「入れ替えるかどうか検討中」が28.3%存在しており、最終的には全体の7割程度が入れ替えを実施する可能性がある。
さらに、勤めている会社でPCの入れ替えを行う、もしくはすでに入れ替えた192人に、入れ替えで導入するPCのスペックについて訊いた。「現在と同程度のスペックのPC(AI PC以外)」の比率が46.4%と、半数近くは現状維持を予定している。
一方、「現在よりも高いスペックのPC(AI PC以外)」が38.0%、「現在よりも高スペックなAI PC」が8.3%で、合計で46.3%は現状よりも高いスペックのPCへと入れ替えすることを予定している。比率は低いものの、1割近くはAI PCへと入れ替えることが明らかとなった。
今回の調査ではこのほか、AIツール・サービスの利用意向やAI活用における期待と懸念、AI PCに対する認知や分からないと思う点などについても調査している。
<調査概要>
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:20-60代 男女
総サンプル数:400人
設問数:SC5問/本調査14問
調査期間:2025年3月21日-23日 3日間
調査企画・集計・分析:BCN