作業療法士が作成した片手でコントローラーを扱えるキットの動画が、X(Twitter)に投稿されました。このポストの表示数は記事執筆時点で630万回を超えており、4万1000件以上の“いいね”を集めています。
●作業療法士の友人が作成
動画を投稿したのは、医師で作業療法士の竹林崇さん。片手が不自由な人のために、作業療法士である友人の川口晋平さんが3DプリンタでNintendo Switchのコントローラー「Joy-Con」用のキットを作ったと伝えています。
このJoy-Con用キットは、デジタルデザイン共有サイト「Thingiverse」で公開されているデータに手を加えたもの。Joy-Conホルダーとストッパーの2つで構成されており、ホルダーの溝に差し込むことでJoy-ConをL字型にまとめられます。最後にストッパーをはめ込めば、ホルダーから外れる心配はありません。
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L字型にまとまった左右のJoy-Conは、人差し指側と親指側でそれぞれ操作できる状態に。もちろん、Joy-Conをキットに差し込む作業は全て片手で行えます。
●マウスタイプもある
また、Joy-Conを横向きに2つ並べてマウスのように扱えるキットも製作したとのこと。竹林さんは、「人によって使いやすいものは異なることが多いので、選択肢を用意できることが大事だなと感じています」とつづっています。
●「こういうのはナンボあっても困りません」の声
動画には、「ストッパーあるのはいいな…」「ゲームとか娯楽は自分でできないと楽しくないからこういうのは本当にいいなと思う」「目が見えない人が格ゲーしたり、手がない人がFPSやる時代ですからね。こういうのはナンボあっても困りません」などの感想が寄せられています。
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川口さんはこの他にも、ペットボトルオープナーや靴下をまとめたり、裏返したりするグッズなどを製作しており、これらの生活道具はショップで販売中です。
動画提供:竹林 崇@脳卒中リハの専門家, 作業療法士, PhD(医学)(@takshi_77)さん
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