<陸上:日本学生個人選手権>◇27日◇最終日◇神奈川・レモンガススタジアム平塚◇男子3000メートル障害決勝
早大のルーキーで5月のアジア選手権代表の佐々木哲(1年)が8分36秒30の大会新記録で優勝した。「今大会は順位を狙う大会だった。何としても1位を取る気持ちで走りました」と胸を張った。
残り4周で前へ出ると、そのまま逃げ切り体勢へ。残り1周でスパートし、2位の創価大・黒木陽向(4年)に1秒89差をつけた。「(残り)700メートルくらいで1回前へ出て、もう1回400で上げる。最後の切り替えはまだまだでしたが、そういう走りもできた」とレース運びに手応えを示した。
長野・佐久長聖高3年だった昨夏の全国高校総体(インターハイ)でも3000メートル障害で圧勝し、大学デビュー戦となった今月12日の金栗記念(熊本)ではU20日本歴代2位となる8分29秒05をマークした18歳。日本の3000メートル障害は五輪2大会連続入賞の三浦龍司(23=SUBARU)が世界トップレベルのパフォーマンスでけん引し続けており、それに続く気概を強調した。
「(三浦は)昨日(ダイヤモンドリーグ第1戦)は8分10秒でシーズンインの試合を走られている。トップを争う選手はそれだけのレベルにいるので、自分はこの段階で満足してはいけない。自分はまだ足もとにも及ばない選手。上を見て、三浦選手の背中を追いかけていきたい。めちゃくちゃすごい先輩だと思いますが、負けてられないという気持ちをもってやっていきたいです」
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世界最高峰の舞台を目指し、鍛錬を重ねていく。
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