現在最終章に突入した『ONE PIECE』には、これまでに多くの武器が登場してきた。刀や剣を持って戦うキャラクターは多く、今後も武器の強さが物語に影響を与えいきそうだ。今回は、『ONE PIECE』の中で最強の刀剣はどれになるかを考えていきたい。
『ONE PIECE』では、名工が作った刀剣には「位列」というランク付けがされている。位列は順に、最上大業物12工・大業物21工・良業物50工・業物・位列なしで分類されており、最上大業物ともなれば相当な価値がある刀と考えられる。最上大業物の中でまずおさえるべきは、元王下七武海・ミホークの黒刀「夜」だろう。ミホークが「夜」を抜刀した回数が多くはないため真の力は計り知れないが、一振りしただけで巨大な氷山やガレオン船を真っ二つに斬ってしまう威力を持っている。
「世界最強の剣士」と呼ばれる本人が「最強の剣」と評しているので、その強さは間違いないだろう。巨大な十字架状の剣を背負って持ち歩くという、戦いには不便そうな形状にも強さの意味はまだ隠されているかもしれない。元四皇の白ひげが持っていた巨大な薙刀「むら雲切」も最上大業物だ。頂上戦争のときには「むら雲切」一振りの衝撃波で周りの海兵が一気に吹き飛ばされていた。6mを超える白ひげの身長よりもはるかに長いので、振り回すだけでも物凄い怪力が必要そうだ。
海賊王ロジャーの愛刀「エース」も、最上大業物だったことが紹介されている。「エース」という名を息子の名前にもしたほど、ロジャーが海賊王となるのに重要な功績をあげた剣だったのではないだろうか。
「むら雲切」を振るう白ひげと激突したときには「天が割れた」と記されているので、「むら雲切」と「エース」は双方ともに超越的な破壊力を備えた最強クラスの刀剣であることは間違いない。
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最上大業物として名前がわかっているのは、上記3本とゾロが使用している「三代鬼徹」と同じ一派の「初代鬼徹」、それに「藤虎」が使用する仕込み杖の「やくざ火線」もその一つと考えられている。最上大業物が12工ということは、まだ半分以上も詳細が明かされていないのだ。
残りの最上大業物を予測する手がかりとして、刀鍛冶の霜月コウ三郎によって語られた「名刀は人間を見てる 己に見合った剣士を選ぶ」という話がある。つまり、最上大業物は最強クラスの剣士が持っているのだろう。ロジャーの時代はもしかしたら「エース」が最強の剣だったかもしれない。しかし時が経った今、誰の刀剣が最強クラスに入ってくるのだろうか?
まず思い浮かぶのは、四皇シャンクスの「グリフォン」だ。シャンクスは現在いる海賊の中では最強の実力と存在感を放っており、昔はミホークと決闘の日々を送っていたということからミホーク並みの剣術を持っていると考えられる。漫画1079話では元四皇のビッグ・マムを倒したキッドを一撃で撃退する圧倒的な力を見せつけた。
また、これから最強の剣豪になる夢へと突き進んでいくゾロの刀も見逃せない。今後主人公たちが最強クラスの武器に打ち勝っていくためには、ゾロの刀が強化されていくことは必須である。刀剣の強さの変わり方に今後も興味は尽きなさそうだ。
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