
どんなものでもDIYは、自分の手に負えるなら楽しいはず。自分の好みや予算をきっちり反映できる。何より満足感、達成感がある。だが、修理くらいなら何とかなっても、一から作るとなるとハードルが高いのが家具。頼れる“教科書”が必要だ。『増補新版 杉でつくる家具 手工具だけでつくれる、軽量な椅子とテーブル21点』(グラフィック社、税込み2970円)が5月に発売される。
1953年に発行された『アイディアを生かした家庭の工作』の中から木製家具21点をピックアップし、現代の視点で編集したDIY家具の本。CAD図面と3Dの組み立て図に全面リニューアルを施し、加工が容易な杉の板材とベニヤ板で作りやすさを徹底的に追求した。工業デザイナーならではの機能美にあふれるデザインが満載されている。
編者の「グループ モノ・モノ」(東京)は、1970年に結成した生活運動のグループ。「消費者をやめて愛用者になろう」がスローガンだ。
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