
駅のホームや雑踏など、人が多い場所で故意に体当たりしてくる「ぶつかりおじさん」が問題視されている。特に、小柄な女性や子ども連れを狙う卑劣なケースが後を絶たない。
投稿を寄せた東京都の40代女性は、半年前に池袋のサンシャイン通りで小学生の息子と信号待ちをしていたら、ぶつかりの被害に遭ったという。
「小学生の息子と手をつないでぼ〜っと青になるのを待っていたときなんですけど、死角から50代〜60代のおじさんが突進してきました」
全く予期せぬ方向からの突然の衝撃。女性は自身について「やや細身の普通体型で身長も小学生の息子と変わらない」とし、「ターゲットにされたのかな」と感じたという。だが、ぶつかる……と思われた次の瞬間、予想外の展開となる。(文:天音琴葉)
「『ぶつかってきたのはそっちだろ』くらい咄嗟に言えたらよかったです」
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「調理の仕事をしているのと一年前から筋トレを継続してそこそこ体力があります。右側に衝撃があって気がついたらおじさんが1メートル先に尻餅をついていました」
ぶつけられた女性自身も、そしてぶつかってきた男も、何が起こったのか理解できない様子だったという。
「後ろにいたカップルがびっくりしていたのをよく覚えています」
呆然とする女性たちを前に、男はバツが悪かったのか、何か言いたげな様子を見せつつも、すぐに立ち上がり走り去ってしまったそうだ。
幸い転倒は免れたものの、腕と太ももには青アザが残り、「むかつきました」という。女性は日頃から続けている筋トレの成果を実感しつつも、咄嗟に何も言えなかったことへの後悔を口にする。
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「ぶつかられてもびくともしなかったな〜体鍛えておいてよかったな〜と思いましたが、びっくり顔のおじさんに『ぶつかってきたのはそっちだろ』くらい咄嗟に言えたらよかったです」
さらに、女性は以前にも似たような経験があると明かす。
「駅構内では気をつけていたのですが、まさか信号待ちでやられるとは……。西武線ユーザーですが改札のところでおばさんのぶつかりもありました。子ども連れてると狙われやすいのかもしれません」
小柄な女性や子連れ女性を狙うとは、卑劣であることは言うまでもない。一方で、この投稿者のように加害者を跳ね飛ばすことは稀だから、読者のみなさんはくれぐれも真似しないで、極力回避するようにしてもらいたい。
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