ギャルサー時代の先輩と息子の小学校で再会。彼女の激変した姿とは?/びっくり体験人気記事

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2025年04月29日 16:10  女子SPA!

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 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「びっくり体験」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2019年4月16日 記事は取材時の状況)

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 今はちゃんとした社会人や母親だからといって、子供のころから真面目な優等生だったとは限りません。

 現在、お子さんの通う小学校でPTAの役員を務める山崎みさきさん(仮名・35歳/販売員)も中高生のころは、典型的なギャル。しかも、ギャルサーのメンバーだったそうで、毎日夜遅くまで遊び回っていたといいます。

◆息子の小学校のPTA会合で再会したギャルサーの先輩にビックリ!

「東京のギャルにすごく憧れていて、放課後になったら家に帰らず、当時住んでいた地元の地方都市の繁華街に繰り出して、ギャルサーの友達や先輩とカラオケに行ったり、ファストフードでおしゃべりしていました。

 全然たいしたことはしてなかったですけど、それでもすごく楽しかったです」

 ギャルサーといってもメンバーはみさきさんを含めて20人程度。そのうち、付き合いが続いていたのは2人だけで、それ以外のメンバーとは音信不通になってしまったそうです。

「私たちの代が抜けた後、1年ほどで自然消滅しちゃったんです。もともとギャルサーといっても勝手に名乗っていただけでしたから。

 いろんな学校から集まっていて、そこでしか付き合いがなかったので、多くのコとはそれっきりになっちゃった。ところが、息子の小学校のPTAの会合でギャルサーの1コ年上の先輩と偶然再会したんです」

◆ギャルサーの先輩は小学校の先生になっていた

 それも同じ保護者としてではなく、なんと小学校の先生。学校側のPTA担当者として会議に出席していました。

「お互い年は取りましたが、先輩は昔とほとんど変わっていませんでした。向こうも私のことを気づいてくれたみたいで、会議中は何度もこっちをチラ見していました」

 そして、会合が終わると小走りで近づいてきた先輩は、「みさきー!!」と叫びながら抱きついてきたとか。

「地元と同じ県ではあるんですけど、県内でも別の町だったし、そこの小学校で再会するなんてすごいですよね。なにより先輩が小学校の先生になっていたのが一番の驚きでした」

 実は、先輩は受験勉強に専念するため、高校2年の途中でギャルサーを脱退。たまに顔を出すことはあったそうだが、大学入学後は会う機会もなかったそうです。

「私が20歳のとき、地元で偶然会ったのが最後でした。そこで小学校の先生を目指していることは聞いていたんですけど、それを実際叶えるんだからスゴいですよね。

 先輩は進学校に通っていて、おバカ高校でもさらに成績下位グループの私のために試験前に勉強を教えてくれたこともあったんですけど、それがとても分かりやすかった。きっと先生が天職だったんでしょうね」

◆先輩のおかげで息子のいじめも早期解決!

 再会後、2人は連絡を取り合うようになり、家族ぐるみで交流するようになります。みさきさんの息子さんも、先輩とすっかり仲良しになり学校でも廊下ですれ違うたびに挨拶していたそうです。

「先輩との交流が復活してしばらく経ったころ、息子が『学校を休みたい』って言い出したんです。最初は理由を言いたがらなかったんですけど、どうも同じクラスの男の子たちにからかわれたのが原因みたいなんです。

 これがいじめに発展したらと思ったら心配でした。そこで本当は担任の先生に話すべきだったかもしれませんが、先輩に相談したんです」

 すると、翌日嫌々ながら学校に登校した息子さんに対し、クラスメイトたちが「ごめんね」と謝罪。今では進級してクラス替えになりましたが、その男の子たちとも友達として仲良く付き合っているそうです。

◆ほかのギャルサー仲間との交流も復活し、毎日が楽しい

「すぐ担任の先生に伝えてくれたみたいです。先輩は『仲のいい先生だったから』と言ってたけど、そんなに早く解決するとは思っていなかったので本当に感謝しています。

 本人は『みさきにお礼を言われると、背中がカユくなるからやめてー!』って騒がれちゃいましたけどね(笑)」

 そんな先輩もかつてのギャルサー仲間と交流が続いていたそうで、みさきさんと2人で幹事となって昨年同窓会を企画。メンバーの半数にあたる10人が集まったといいます。

「それ以降、たまに何人かで集まってカラオケによく行くんですけど、ギャル時代に流行った曲ばかり歌うから当時に戻ったような気分になれます。ママ友にも仲のいい人はいるんですけど、やっぱりノリが違うんですよね。

 10代のころにバカやっていた友達とまたこうして騒げるのはいいなって改めて思いました!」

 昔の友達や仲間との再会は、必ずしもいいことばかりではありません。だからこそこんな素敵な関係が築けるような再会をしてみたいものです。

<文/トシタカマサ イラスト/ただりえこ>

【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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